音を奏でる

音という現象はほぼ100%認識できる事象であって、耳のいい悪いを抜きにして、シナプスの音だったり何かを知覚することができるもの。そんな音に魅了された私がいたり。高校では吹奏楽部に所属していてフルートを担当していた。音に魅了されてからは音という事象に対して興味を持つことになった。本当は楽器を作る職人になろうとしたところ、進学校に通っていたので就職はNGということで内々定までいただいた企業をお断りしてまで大学にいった。どうせやるなら音楽に関わることがしたいと思って、ホール音響に関わる仕事がしたいと思いつつも大学が芸術系ではなかったので構造を専門にして学ぶことになった。その後色々と彷徨いつつ芸術系の大学院に進んでホール音響を学んで、今それをどのように役立てようかと考えている。最初は100%趣味から派生したものが今では仕事になっているので、趣味を仕事にするな。とは言わない。幸いのことながら私には執筆という趣味もあったのでこちらで活躍させていただく機会もいただいた。とはいえ、音は趣味の域をでて専門的に話すこともできるけども、現象としてとらえておく程度がいい。間違ってもスピーカーはなぜ音が鳴るのだろうかなどと考えないこと。

私にとってフルートは永遠の趣味でありながら音は仕事なので少々ごちゃごちゃしている。音を奏でるというのはもちろんフルーティストとしての話。

音を趣味にする人は多いだろう。音楽鑑賞然り、楽器演奏しかりである。

ギターなんかを触ったことがない人の方が一握りだろう。ここで特殊な趣味というのは収録が趣味という方々。音を電気としてとらえるのも立派な趣味なので一定数いるという認識を持っておいてよさそうだ。何せ私たちの演奏を素敵な音に変えてくれるのも収録ありきなので、収録が嫌いな人に任せると世の中の音楽は全部ダメになってしまうので収録の時はこの人は仕事でやってるのだけれど、趣味も音なんだろうな程度に思っておこう。クラスターで見ると音に関わっている人は何かしら音に関する趣味を持ち合わせている。自分の音を見つけ出そう。それが趣味への第一歩。

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