ワイ思う故にワイあり

MAGI氏の作品は舞台が既存のものは少しだけ残して架空の舞台を一からつくりあげ、かつ回りくどい長い文章が少なくわかりやすい文面が特徴的です。今作の漆黒の女神は殺伐とした世界で自律駆動式の人形が主人公と共に少しづつ人としての"意思"が宿っていくのですが、人の温かみや情が薄くなり疲れ果てた現代社会に疲れた方には刺さる作品だと思います。アイラは人間になりたいという願いがありますがデカルトおじさんの哲学にある通りに意思が宿った時点で人間ですよとさとしてあげたいけど主人公のガイはぶっきらぼうだから哲学とか毛嫌いしそう( )長文になりましたが尊い一作です!!byぎどらニキ