物語発展のための設定資料

原本の設定資料には特殊文字の説明もあるが、ここれは表示できないので

『****************************』とする。

FOF世界の一年の流れ


 一月・・・光聖の月 一~三十一日

 二月・・・人智の月 一~三十三日

 三月・・・魔英の月 一~三十三日

 四月・・・天蒼の月 一~三十二日

 五月・・・翼叡の月 一~二十八日

 六月・・・獣連の月 一~三十二日

 七月・・・怪爽の月 一~三十二日

 八月・・・火盛の月 一~三十一日

 九月・・・水碧の月 一~三十一日

 十月・・・地穣の月 一~三十一日

十一月・・・龍脈の月  一~二十九日

十二月・・・闇息の月  一~三十一日

十三月・・・神霊の月  一~二十七日


 星は四〇一日で恒星の周りを公転、一日は二十七時間と三六分で自転、一週間は七日区切り。


 惑星の名前はペルセア、ペルセアが公転する恒星の名前はアストラル。

 ペルセアはアストラル恒星系の第六番目の惑星。

 ペルセアには衛星が三つ存在し、アスター達はそれらを三つ子月と呼んでいる。

 第一衛星 長女の月 ルナ、ペルセアを約一日かけて公転。

 第二衛星 次女の月 ルシア、第一衛星内周を約一日と三時間かけて公転。

 第三衛星 三女の月 ルティア、第一衛星外周を約一日と五・五時間かけて公転。


 地軸は北と南に中心に垂直に軸を取った場合一二・三六程に傾いている。


 アストラルは南天の空、西から昇り東に沈み全ての衛星も西から昇り東へと沈む。

 

 ペルセアの重力は地球を1G(9・8㎨)とするならそれの1・25倍もある。しかし、そこに住む鍛錬をした戦士などは優に2~3m近く跳躍できてしまう。獣人族などは軽々とその何倍もの跳躍をしてみせる。


世界の単位


 時間

1イコット=1・15時

1ヌッフ =1・15分

  1エミット=1・15秒

 距離

1テロット=1500㎞

1ガロット=1・50㎞

1ロット =1・50m

 重量

1テトロン=3000㎏

1ガトロン=3・00㎏

1トロン =3・00g

 長さ

1メット =1m

1セット =1㎝

1ミルト =1㎜

 通貨

三国共通通貨

1エドルン=120円から150円くらい


ファーティル専用特殊通貨

1ゴールドメダル=100シルバーメダル=10、000エドルン

1シルバーメダル=1、000カッパーメダル=100エドルン

1カッパーメダル=0・1エドルン


三国の軍事背景


ファーティル王国


 提督の下に青龍侯、白龍侯、緋龍侯、三将侯と呼ばれる将軍が就いている。

 三人の将軍にはそれぞれの自立権が与えられており提督の命令に完全に従わなくてよい。

青龍侯・・・水軍の将

白龍侯・・・陸軍の将

緋龍侯・・・魔法軍の将

 提督は約二十万の兵、上司官および下士官を従えている。

 将軍一人で約五万から十万の上司官および下士官を従えている。


 提督の下には直轄する三つの特殊部隊が存在する。

千騎隊・・・騎馬隊若しくは天馬を従わせ高速の治安維持を図る部隊。

竜機隊・・・王国の数少ない魔動兵器を扱う部隊。部隊構成は隊長を含めて九人。

天騎馬隊・・・天馬、鷲獅子、飛龍、有翼蜥蜴と言った翼有の物を使って国内警備にあたる部隊。空軍は特殊部隊が兼任。○○長はその部隊の隊長。


 フェディルナイツ・・・剣士としてその優れた技術を見出され提督から与えられる特別な騎士の称号で役職は近衛兵。


 これ以外は騎士、将官の一等将官、二等将官、三等将官、上士官の一等上級官、二等上級官、三等上級官と下士官の三等兵、二等兵、一等兵に別れている。

 将官が師団

 騎士が連隊長・・・二大隊から三大隊を指揮

 一等上級官が大隊長・・・三中隊から九中隊を指揮

 二等上級官が中隊長・・・三小隊から十二小隊を指揮

 三等上級官が小隊長・・・三人から六人の下士官を指揮


 騎士は役職で騎兵とは違う。フェディルナイツを除いてその数は二十四名。


 ロイヤルガード・・・王国剣技会もしくは三国闘技大会で優秀な成績を収めたものが認定される。

 総兵数・・・79万4千

 ファーティル王国が軍事をもつ理由はメイネス帝国と共に南部大陸と海上を越えて侵攻してくる侵略者から自国を守るためである。


メイネス帝国


 大元帥の下に二人の元帥そして各々の元帥の下に三人の将軍が就く。大元帥と元帥は皇帝の血族、男子がなると決まっている。


 天雷、炎獄、光聖将軍の三将軍が一人の元帥に就く。

 地龍、水星、闇都将軍の三将軍がもう一人の元帥に就く。

 それぞれの将軍は自分の意思で副官を置くか置かないか決定できる。こちらの将軍は王国と違って陸海空の区別を分けていない。将軍は爵位を持つ者しかなれない。


 六章軍とは別に次のような役職が存在する。陸幕将校、空幕将校、海幕将校が各二人ずつ。

 各将軍は約七万から十二万の騎士、上級兵、中級兵、下級兵を指揮する。

 各将校は三万から六万の上級兵、中級兵、下級兵を指揮する。

 元帥は将軍と共に行動するので兵は持たないことが多い。

 大元帥は約三十万近くの精鋭兵士を指揮する。

 騎士は王国同様役職で騎兵とは違う。騎士にも階級が存在する。その詳細は別項で記す。


 インペリアルガード・・・皇帝警備隊選抜試験の中から五人だけ選ばれるとても名誉なものだが現在は時の宰相の手によってそれが廃止されている。


 総兵数・・・192万6千

 メイネス帝国が軍事をもつ理由はファーティル王国と一緒。ただ王国以上に南部からの侵攻が多く軍備強化とその予算は毎年のように悩みの種。


サイエンダストリアル共和国


 空戦提督、陸戦将軍、海軍提督、そして魔動機将の四つの部類からなり、それら四つの軍をまとめる上役職はいない。


それぞれの将軍の下には様々な階級の兵士が存在する。三国の中でもとも軍事階級の厳しい国。

階級について

大将・・・軍の最上位で将軍、提督と呼ばれる者。

中将・・・大将の前の地位、各軍三名まで合計十二人。

少将・・・中将の前の地位、各軍五名まで合計二十人。

准将・・・将官の一番初めの地位で各軍六名から十二名。


大佐・・・佐官の一番上の階級で師団を指揮する。

中佐・・・佐官の真ん中の階級で大連隊を指揮。

少佐・・・佐官の最初の階級で中連隊を指揮。


大尉・・・尉官の精鋭集団階級、連隊を任されている。

中尉・・・尉官の中堅集団階級、大隊、若しくは中隊を任されている。

少尉・・・尉官の駆け出し階級、小隊を任されている。


曹長・・・下士官の中で一番偉い熟練者達の多い階級。

軍曹・・・戦うことに明け暮れる階級。

伍長・・・軍の中で最も下の階級。


一等兵・・・徴兵された者の中で最も名誉な階級。軍務を続ければ次は尉官クラス。

二等兵・・・徴兵中級階級。

三等兵・・・徴兵階級最初、教育成績が良ければ地位は伍長より上。

 伍長から少尉は士官学校を卒業した者がもらう階級。卒業成績で階級が決まる。その上の階級は戦績で昇って行く。等兵は徴兵した一般人に与えられる階級。


 総兵数・・・171万8千

 サイエンダストリアル共和国の軍事を持つ理由は海を渡ってくる侵略者に対してと二国がどこかから攻められた場合のための予備軍もまかなっている。


三国の政治背景


ファーティル王国


 王国院と民衆院による二院制。割合は一対六。

 国民の意思をとても尊重した政治を行っている。

 最高指導者はそのときの国王。

 国王は提督と共に軍事に意見する事が出来る。

 財務、国土保全、建設、外務、衛生、教育、情報伝達七つの国営機関が存在。

 裁判などの法務や治安維持は軍務が監督している。更に特別機関として王国法律機関と言うのが存在する。


メイネス帝国


 帝国院、法王院、衆議院による三院制。

 法王院が実権を持たなければ国民にはいい政治をする。

 政治の頭、宰相は軍事介入出来ない。それが出来るのは皇帝だけ。

 財務、国土保全、建設、外務、衛生、教育、情報伝達、法務、治安維持九つの行政機関が存在。

裁判は法王院が管理。


サイエンダストリアル共和国


 ヒューン院、ビトゥー院の二院制。

 最高指導者である大統領は国民の手によって決定される。

 副大統領は両院の中から大統領が決定。大統領は軍事、政治の両方を執り行う。

 大統領府、法務、外務、財務、教育、国土衛生、産業運輸、労働厚生、裁判、国内調査、防衛、刑務といった十二の行政機関がある。


三国の教育


ファーティル王国


 五歳から十三歳までの幼年学校は義務教育

 十四歳から十七歳の高等教育学校、十八歳から二十二歳の大学、二十三歳以上の大学院は自主勉学。幼年学校から大学まで飛び級あり。

 これらとは別に十八歳以上から入学できる五年間の士官学校、騎士科、看護科、戦術科、戦略科と様々な科が存在する。騎士科に入れるのはとても難しく、年に数人くらいしか入学する者がいない。これもまた飛び級あり。実力さえあれば一年で卒業可能。


メイネス帝国


 幼年学校の内容は王国と同じで共同経営。

 十三歳から十五歳までの中等教育学校、十六歳から十八歳までの高等教育学校、十九歳から二十二歳までの大学、二十二歳以上からの大学院に分れている。

 中等教育まで義務教育。飛び級なし。

 帝国も士官学校があり王国と共同経営。この学校のみ飛び級あり。


サイエンダストリアル共和国


 六歳から十二歳までの初等教育学校、十三歳から十五歳までの中等教育学校、十六歳から十八歳までの高等教育学校、十九歳から二十二歳までの大学。二十二歳以上は大学院その他研究機関。飛び級は高等教育以上から初、中まで義務教育。


三国の人口と国土面積


 ファーティル王国 総人口一億二六三七万人、総面積約1,529,425平方キロメートル。

 人口比率ヒューン43%、デューン32%、ビトゥー21%、混血3%、その他1%。


 メイネス帝国 総人口一億七〇八二万人、総面積約2,111,480平方キロメートル。

 人口比率ヒューン79%、デューン10%、ビトゥー6%、混血4%、その他1%


 サイエンダストリアル共和国 一億九三五七万人、総面積約2,130,080平方キロメートル。

 人口比率ヒューン25%、デューン22%、ビトゥー23%、混血27%、その他3%


帝国と王国の貴族階級


ファーティル王国


 国王・・・ファーティルを治める王で立憲君主制でありながら政治だけではなく軍事にも関与できる。五十歳、若しくは崩御した翌年の天蒼の月に戴冠式が行われる。

 大公・・・国王の子供以外で次期王位継承者を持つ家系。

 公爵・・・国王の直系に与えられる爵位。例外はもちろん存在する。

 侯爵・・・王国内では六人存在しそのうち三人が軍務のトップで残り三人は大都市の地方自治を任されている。爵位の返上、若しくはその家系の三親等の者が存在しなくなるまで入れ替わる事はない固定された階級。

 伯爵・・・軍務において多くの功績を挙げた武官に対して授与される武官最高の貴族地位。

 子爵・・・政務において多大な功績を挙げた文官に対して授与される文官最高の貴族地位。

 男爵・・・軍務、政務に於いてそれなりの義務を果たした武官、文官どちらもが授かる爵位。

 準爵・・・武官、文官が普通に務めて十五年以上経つと与えられる爵位。

 勲爵・・・士官学校騎士科を出たものが授かる爵位。

 準勲爵・・・士官学校を出たものが授かる爵位。

 智爵・・・国民が議員になったとき授かる爵位。

メイネス帝国


 皇帝・・・メイネスを治める皇で王国と同じ立憲君主制。政治より軍事に大きく関わる。戴冠は皇帝の任意、若しくは崩御によって交代する。

 公爵・・・皇帝直系の爵位。

 侯爵・・・皇帝三親等までの爵位、大きく分けて十八区画に分けられた帝国内をそれぞれ治め管理している。いわば州や県の知事みたい階級。

 伯爵・・・分けられた区画内に存在する人口二十万以上の都市の管理を任されている者に侯爵から与えられる爵位。いわば市長のような階級。

 子爵・・・分けられた区画内に存在する人口一万人以上、二十万人以下の管理を任されている者に侯爵から与えられる爵位。市長と町長の間の階級。

 男爵・・・分けられた区画内に存在する人口千人以上、一万人以下の管理を任されている者に侯爵から与えられる爵位。町長と村長の間の階級。

 朗爵・・・分けられた区画内に存在する人口千人以下の管理を任されている者に侯爵から与えられる爵位。


帝国の騎士階級


 帝国には騎士階級が存在し騎士の一番初めは士官学校騎士科を卒業した者か国家騎士試験に合格した者が任命される。

 近衛騎士・・・騎士の中で最も上の階級でインペリアルガードの下についている。

 金剛騎士・・・上級騎士の一番目。特殊騎馬隊の隊長。

 白銀騎士・・・上級騎士二番目。重装騎馬隊の隊長。

 青銅騎士・・・上級騎士の最初。軽装騎馬隊の隊長。

 紫龍騎士・・・下級騎士の一番上。騎馬隊以外の部隊の隊長を務める。

 赤龍騎士・・・下級騎士の真ん中。騎馬隊以外の部隊長を務めたり、上級騎士の下でその指示を仰いだりする。

 緑龍騎士・・・かけだしの騎士。かけだしだがその実力は普通に士官学校を出た者達の及ぶ所ではない。


教 会


 ハーモニア地方には三種類の教会が存在している。

 女神ルシリアの教えとさせる調和、平穏、慈愛のシュトラーゼ教会。

 男神アルマの教えとされる正義と秩序それと発展のダルク教会

 各種精霊の教えとさせる自然信仰のアルクト教会


 ファーティル王国内はアルクト教会とシュトラーゼ教会が半々に勢力を伸ばしている。

 メイネス帝国は八割がたダルク教会で残りはシュトラーゼ教会。

 サイエンダストリアル共和国は三つの教会がほぼ均等に存在している。


 宗教間対立は両神が地上から姿を消した時、ほぼ沈静化している。


精霊との契約


 ヒューンとデューンは誕生から死去までいつでも好きなときに好きな属性と契約と解除が可能。まれにいくつかの精霊と契約状態で誕生する事もある。

 その他の種族は部類や種類によって生まれながらにして自動的に精霊と契約されて誕生する。混血にはいろいろと例外あり。


その他


 メイネス南部の大陸にあるバルガス地方のアフニカ王国連合。

 アスレイヤ、フリーデル、エスタント、ニレスタント、カロリックの五つの王国から成り立ち、合計国土面積はハーモニア地方の約二倍。人口はファーティル、メイネス、サイエンダストリアルの総合計とほぼ同じ。連合と言うが互いの国々は牽制しあっている。


 メイネス帝国のグレーデルン連峰よりずっと東にある羅泰帝國。国土面積はハーモニアの優に三倍はあり、人口は十三億人と圧倒的な数。ヒューンがその殆どの割合を占めていて、多種族は1%にも満たない。ハーモニア地方とはまったく異なる文明を神話時代の英雄の一人が築き、幾度のヒューんによる争いの果てに今に到っている。


 羅秦帝國の南東にあるサイエンダストリアル共和国の1/6くらいの小さな島の国ファーランド。そこに住む人々は自国を日天(にってん)と呼んでいる。人口は三千万人くらい。ヒューンとデューンが同じくらいの割合でそのほかの種族は殆ど存在していない。それらヒューン、デューンと違う種族をその島に住んでいる者たちは物の怪と呼んでいる。


 グレーデルン連峰と羅秦帝國の間の土地にどんな国が存在するのかハーモニア地方に住んでいる者達はそれを知らない。


 ペルセアの星に住む総人口は約二十億人、星の大きさは地球の二分の一。海と陸の割合は六対四。

 第一惑星のルナはペルセアの九分の一の大きさでそこには神創暦七千年頃に飛び立ったアスターが住んでいる。小説の中でのトリエス暦900年代ではすでにその事は忘れられていてどれだけのアスターがそこに住んでいるか不明となっている。

 第二衛星と第三衛星は同じ大きさで第一衛星の約半分。ルナを公転する距離の関係でペルセアの大地からは同じ大きさに見える。それ故に三つ子月と名付けられた。


種族の寿命


 ヒューン・・・平均八十歳、最高百十歳前後

 デューン・・・平均八十三歳、最高百二十二歳前後

 ビトゥー・・・平均七十一歳、最高九十二歳前後

 フェイザ・・・平均百七十歳、最高二百八十歳前後

 ナガー ・・・平均五十歳、最高七十七歳前後

 モウスト・・・一歳から千二百歳(この種族は部類によってその寿命がまちまちなので平均を取るのは難しい)


 混血で寿命が短くなったり長くなったりする。


種族間配合について


 モウスト以外の種族はすべてに関して混血が可能。

H・・・ヒューン、D・・・デューン、B・・・ビトゥー、F・・・フェイザ、N・・・ナガー


 H+D・・・二種族間の組み合わせがどうであっても生まれた子供は魔力の制御がデューンより上手い。ごくまれに頭脳的天才の子が生まれる。

 H+B・・・父親がBの場合、身体的強靭さを受け継ぐが獣人化できない。母親がBの場合、身体的強靭さを受け継がないが半獣人化できる。半獣人化の能力は特徴、獣人化とあまり変わらない。


 H+F・・・母親がFの場合のみ羽を持つことが出来る。しかし、精霊の加護は天だけ。父親がFの場合、羽を持つことは出来ないが非常に手先の器用な子供が生まれる。受けられる加護は全精霊。この混血はたいていの場合優秀な子供を授かる。


 H+N・・・父親がNの場合生まれた子供が男、女にかかわらず。龍人化した時、羽を持つことが出来る。ただし半龍人化。母親がNの場合は龍人化可能。しかし男女共に羽無し。人化の時の身体能力が幾分上昇している。


 D+B・・・二種族間の組み合わせがどうであっても生まれた子供は半獣人化できその状態でも魔力を扱うことが出来る。人化の時は幾分身体能力が劣る。


 D+F・・・二種族間の組み合わせがどうであっても生まれた子供は羽根を持つことが可能。しかし父親がFの場合魔力をもてなくなる。だが武芸以外の多才になる。母親がFの場合は魔力がとても高く全属性の加護を受けられる。しかしとても虚弱体質。


 D+N・・・二種族間の組み合わせがどうであっても生まれた子供は半龍人化。男女共に羽根を持ち半龍人化状態でも魔力の行使可能。しかし魔力を使い続けるとすぐに人化してしまう。


 B+F・・・二種族間の組み合わせがどうであっても生まれた子供は獣人化できなくなってしまう。だが基本的身体能力はBが受け継がれる。頭もそれなりによい。父親がFのみ羽を持つことが可能。


 B+N・・・二種族間の組み合わせがどうであっても生まれた子供は半龍人化、半獣人化が可能。Bの親が鳥獣類だと飛べなくなってしまう。獣龍化と言うのになれるが・・・、神をも超すといわれるとても恐ろしい力を持っている。しかし制御しきれず自滅してしまう。


 F+N・・・二種族間の組み合わせがどうであっても生まれた子供は龍化しなくても羽根を持つことが可能。母親がFの場合は半龍人化で天と地の加護を受けられる。父親がFの場合は龍人化が可能で龍人化後の知的活動低下を抑え普通に物事を解釈できる。


 ハーフ同士の混血やハーフとオリジナルの混血も可能だが生まれる子供の因子は不確定要素でどのような状態で誕生するかは不明。


言語について


 神創暦以降の言語についてその地域によってかなり変化してしまった。しかし精霊の力を借りると完全ではないが理解可能。ハーモニア地方とその南部に広がるバルガス地方の言葉は共通している。神創暦のころから羅秦帝國は羅語と言う独自の言葉と字を持ってその文化を発展させた。

 日天に於いては漢字と似ている様で違う言語を使用している。日漢語という。


 神代文字

 『****************************』

 精霊文字

 『****************************』

 魔法言語

 『****************************』

 これの文字は左記のアルファベットに相当する。

 ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ


この世界の精霊とは?


 この世界の元素(エレメンティア)には全て原子レベルで意思を持っており、精霊の属性はその元素が持つ特性によって分類されている。異種属同士によって出来る物質の属性は構成される元素の量が多い物に依存する。精霊の格式は左記のような関係となっている。


原子番号の若い元素

原子   高位 濃厚

単体(分子) ↑ ↑

化合物 格式 意志

純物質 ↓ ↓

混合物 低位 希薄


精霊王と精霊長とは?


 意思を持った元素を構成する最も小さい粒子分類の集合体のような存在。

 陽子・・・天の精霊長、中性子・・・闇の精霊長、陽電子・・・火の精霊長、電子・・・水の精霊長、光子・・・光の精霊長、重力子・・・地の精霊長、事象子・・・精霊王と言う感じ。

 事象子は時間や空間を支配する粒子と考えられている。


異界とは?


 高次元、異次元若しくは他の惑星と呼ばれる場所。

 ケイオシス(アルマ)が封印された場所で偶々、そこには別の高次元光源体達(神々)が創造した生物が存在する世界だった。その世界を創造した多くの神々が他の次元事象へと移った後、それらの神々によって創られた数種族の人間によって何千、何万年と争いを繰り返し、やがて荒廃の一途を辿ってしまった世界。残ったのは弱肉強食と言う掟だけ。ホビィー・デストラとヘルゲミル・ボルドーはその世界の住人でケイオスの通ってきた次元(地球)を越えてきた。

 この世界に来た事によって寿命が三倍にも延びた。何の変化もせずそのままの姿でアスターの住む世界へと現れた数少ない者達。そうでない物はレヴァンティと似たような亜種人間のような姿で現れた。異形の怪物と言うのはその世界の人や生体兵器、動物たちが間違って次元を越えた時、若しくはヘルゲミルやホビィーによって召喚された時の姿。


言葉とその他の設定

物語で使用している地名などはドイツ語、フランス語、イタリア語をもじったりある言語を逆から読んだりしたものである。

時→とき→TOKI→IKOT→イコット

分→ふん→FUN→NUF→ヌッフ

秒=時間=TIME→EMIT→エミット


通貨単位エドルン、円+ドル=えドルん

など


文章中にある


『**********************************』

は以下の文章をローマ字にしてアルファベットを神聖文字に当てはめた物です。


我精霊の王にして、汝ら精霊の長に命ず、火の長ビグウィーン、水の長トレーネ、天の長シエロ、地の長ティエラ、光の長リヒト、闇の長サリシウス、そして我に代わりし新たな王となったアルテス。

今その姿を我の前に示せよ。


セレナ・ハーサは何者?

二神戦争時代に女神ルシリア・ハーサが恋したその当時の英雄の男の間に出来た子供の子孫にあたる。


ヘルゲミル達はいったい何者?

荒廃してしまった遠いい未来、西暦にして3900年くらいの地球の生き残り。

ヘルゲミルはその世界で生態監査委員会の一員に属し高い地位で博士と呼ばれていた人。

ホビィーはその団体の生物科学研究者だった人。

ネクロスはその団体の凄腕の医者でネアは彼の助手で薬剤師をしていた。

ミストレスはもともとペルセアの星の住人でヘルゲミルが始めて接触を果たした特殊なビドゥーだった。

ヘルゲミル・ボルドーの本名 ;ヘンリー・バートン

ホビィー・デストラの本名 ;テルヒコ・マシバ(眞柴 輝彦)

ネクロス・ノアの本名 ;クロイッツ・ノヴァ

ネア・ニーゲンドボルグの本名;ミシェル・ライヒ


ネクロスの死術士は施術死(医者)から転じた言葉


本文中にヘルゲミルが詠唱した治癒魔法の言葉は以下の英文の単語を右から左に読み直したものです。


Elements of the Light and Dark!

Please give me your breath under the power of Goddess and God.

So, I implore to care my brother!!


主人公のアルエディー・ラウェーズ、第六章の4で本当は死ぬはずだった。


精霊王召喚

『**********************************』

総ての精霊を束ね下の精霊王デュオラムス我はその正当なる宿主その力の加護を我に

魔法詠唱翻訳集


『**********************************』

光と闇の精霊よこの者達に安息を与え下さい


『**********************************』

生の源たる光と闇、生の躍動と安寧たる人水の精霊たちよ


『**********************************』

我が右手に火の精霊、我が左手に光の精霊宿りし時、汝等一つとなりて、その力を振るわん


『**********************************』

火の精霊よその猛りを我等に


『**********************************』

光の精霊よ、我に集え


『**********************************』

我、光と闇の精霊の支配者、汝等、我が声を聞きて、我の願いに答えよ。

その代償、我の命を持って捧げん。


『**********************************』

天の精霊よ、我は汝の声を聞けし者なり、汝は我の声に応えし者なり、我が声、聞こえしならばその声に応えよ、我が空間を閉ざすその封印を解き放たん


『**********************************』


光の精霊の中に包まれし深遠なる火の精霊よその抱擁から目覚めその真なる力を我に示せ、其の灼熱の嘴は全てを貫き、其の煉獄翼は全てを焼き払わんいでよ


『**********************************』

光、地、そして闇の精霊よ、其の大いなる加護の力で全てのものを遮らん、その力、我らを包め


『**********************************』

聖なる光は総てを照らし、深遠なる闇は全てを覆う。その対なる力が一つになりし時、全てのものは一つに収束し無に返す

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

Fragment of the Fantasy DAN @daa_n

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ