昼ご飯
スタッフにより、縦長のテーブルが三つ出された。
その上に出来上がったばかりなのだろうか?
湯気の出た食材が、次々に並べられていく。
いわゆるバイキング形式である。
好きな食材を、好きなだけ食べる。
「ーー次の勝負の説明をさせて頂きます。」
食事を取り分けて、すぐその説明が始まった。三人は緊張した面持ちで、生唾をゴクリと飲む。
「次の勝負で、一人だけ落選します。そして、残りの二人で第三ステージへと進んでいただく事になります。第二ステージでの勝負の方法は、ご飯をどれだけ食べられるか?です。食べた皿の数が多かった人、二名を選別させて頂きます。食料がなくなりましたら、おかわりも用意させて頂きます。最も、参加者が吐いてしまった場合、失格になります」
ーーいわゆる大食い競争、と言う事か。
机の上には、唐揚げや、魚の煮付け、サラダや、フライドポテトや、パスタなど、あらゆる食べ物が用意されている。
「そんなの簡単だ!!」
食欲旺盛な三人は余裕そうだ。
しかし、机に並んだものはほとんど揚げ物である。
ーーお腹に溜まりそうだ。
勝負をする三人も、そう言う意味では一抹の不安を抱えているのかも知れなかった。
そして、第二の勝負が始まる。
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