第15話 鈴森寛人vs鬼6
ーーあれは、、走っているんだろうか?
しかし遅い。
歩いているのか、わからないくらい遅い。
彼はどうやら、スポーツはまるでダメなタイプらしい。
見ての通りだ。
本当に遅い。
鬼6も早足で追いかけている。だが、もう時間の問題だろう。
ここまで足の遅い人を、見たことがない。
それくらい遅かった。
ーー彼はあれで本当に走っているのか??
鬼6も早足で彼の事を追いかけている。
鬼の早足よりも遅いのに走ってるって、、?いまいち信じられなかった。
鬼6が簡単に
はぁはぁはぁ。
息は切れている。
やはり、あれで走っていたらしい。
「ーーお前、、足遅っ!」
鬼6が皮肉を込めて言う。
「だって、昔から体育だけは嫌いだったんだ」
「それにしたって、お前、、」
鬼6も呆れ返っている。
アナウンスが流れる。
「
本人だけは息を切らしているが、鬼6はまったく普通に歩いていた。
呼吸が乱れる事もなく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます