14. prove

理由もなしに空は晴れて透明になった

ひび割れるような空気のその先を

君は知っていただろうか


まだ何も示せていやしないのだ

欲しかったもの

手放せなかったこと

もっと我儘でいいと理解した


徹夜明けの薄らとした地平線


風が吹いて涙が飛んだ

理解の範疇から外れて僕はひとりになる

何度も

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