8. 混濁

それは悪夢ではなかったはずなのに

私は何度も飛び起きた

その関係性の先にある事実に辿り着いて

目を見開いては睡魔に襲われた

黒、緑、青、黒、青、紺、黄、青

混濁越しに見える景色が哀しい

空転して融ける境界が闇と消える

私の記憶は3秒しか保たない

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る