第48話 美奈の義父(ぱぱ)になる決心

「こんな事を言うのは

 おこがましいことは

分かっているが


 力になってはもらえないか?


妻が何か言っても、睨み付ける

ばかりで

ほとほと困っているんだよ。」



彼の父親もあの日の威勢は無く

手を妬いて困った溜息も

聞こえて来る。


「分かりました。

 でも

 孫が出来ても知りませんよ。

 いいんですか?」



    「は?」


「ご両親が思っておられるほど

彼は何時もまともじゃ

無いんです。

エロいんですヨ

 以前から、少しヤバい感じは

ありました。

 私も子供が出来そうな所を

何回か・・狙って・・」



「は?」



「いやいや 、危なと思った事が

あるんです!!。」



「えーエエッ」

知らぬは親ばかりなり

彼の父親はビックリ仰天‼️

我が息子がエロ息子と親は

知らない。

ウチの子に限ってと言う奴か?


「もし子供ができても私手放し

ませんから。

 約束してもらえたら

 手を貸します。


 かなりヤバくないですか?

 私のパパになれますか。

 パパ!」



「・・君の義父になれと?」


「なれとは言ってませんよ

聞いてるんです。

私にモノを頼む覚悟が

あるのかと聞いてます。!」

美奈は一郎太の親父をおどす。



しばらく黙った後、元義父は

ゆっくりと答えた。

「あの子は跡取りなんだ。

 色仕掛けはやめてほしい。」



あ、なーるね

一郎太がどんなにエロイ奴か

知らないんだァー


「言っときますけど、

 私はそんな事しません 。

 彼が異常なほど、

 私といるとそうなるんで~す!

 合った日からです。


 お父様にこんな事言ったらダメと

 思いましたけど、彼を私にまかせ

るとゆう事はそうなるんです。

 

 他の女の人といても彼は普通です

よ。反応しないんですって!!」

    アッ


 美奈は彼の父親と話ていた時

気づいた。

 そうだ!!

 一朗太は、他の女の人には

反応しない。

 ああ、そうだった。


彼は、無実だ。

でも彼の父親に、うん、

といわせなきゃ。



「今、花ヶ崎公園にいます。

 迎えに来てください。

 私見張ってますから。

 

 それからもう私には電話も

 接触もしないで下さい。

 

 私も彼を愛してます。

 だから幸せになってほしい…。


 彼と私はあなたがたの為には

離れたが良いんですよ。


 だから‥これ以上は無理です。


 なるべく早くいらして

下さいね。

私見たいテレビがあるんで!!」



「ま、まってくれ。」


「えーまてないですヨー。」


「あああ、もうっ!!」

彼の父親はジダンダ踏んで

「ああ、 わかったから、

どうぞ何人でも

孫をつくつてくれ。

君のパパになるよ、だから

あの子を助けてほしい。

今は君に懸けるしかないんだ。」


「り」

美奈は、ぷちっ!!と電話を切った。



       GJ

一郎太パパの同意を取れば

こっちのモノ!!

美奈は又あられぬ事を企てる。

後はこのまま家に帰って‥と。



マンションがちかずくと一朗太に

電話した。


彼は必ず五回コールで出る。


「もしもし美奈どうした?」


 「うん。ちょっと頭痛いの?

  食べれなくて‥。」

美奈はエレベーターにノリ

部屋に着くと爆弾おにぎりを

チン


冷蔵庫からコカコー○をゴクゴク


「美奈、美奈大丈夫か?」


「あ、ゴホゲホ」

コーラを一気飲み過ぎてむせた。

気を取り直して

美奈は爆弾おにぎりをパクパク

片手に電話している。パクパク

一朗太に見えるわけもなく。

一郎太はチョロクのせられて

しまう。


「うん。プリン、

ヨーグルトうん。

 ロールケーキうんうん

中にバナナがあるやつね。

 後、牛乳。買ってきてほしい。」


「近くにいるから直ぐ行くよ。」

一朗太は、すぐ車に乗りコンビニ

へ向かった。


「うん。」

とは言ったものの美奈は

なかなか心配だった。

大丈夫・・・かな?


1口残ったおにぎりをパクリ。


しばらく横になっていると

玄関のチャイムが鳴った。


カチャカチャ音がして、

やせ細った一朗太が

コンビニ袋を3っ下げて

入ってきた。


一朗太は、美奈の事になると

背筋がピンと伸びてテキパキ動く

癖がある。


美奈はそれを利用した。


唇にペカペカリップクリームを

塗り寝た振り開始。


「美奈、美奈、大丈夫か?」


    「ウ~ン。頭痛い。」


ウウッか、可愛い♡

「何か食べろ。」


     「ウ~ン。」

一朗太は、自分と戦っていた。

美奈の唇が‥

しかし嫌われてるし‥

ああ、吸い付きたい。

抱きしめたい。

しかし嫌われてるし…。



頭を触り熱を計る。

熱はない。


血圧か?

脈を計るが普通。


「寝てれば治るからもう

帰っていいょ‥

ああ、痛い。」


寝返り打った美奈の背中から薄い

下着がすけている。


ホットパンツから可愛い足が…

しかし嫌われてるし…。


手を出して来ない一朗太に最後の

アバンチュール


「のみたい。アクエリ○○。」


「ああ、はい、口開けて。

 キャアーァ!

 美奈の服がビッショリ濡れて

下着も透けて、

肌にピッタリとはりつい

た。」

       コレ作戦。



「美奈勘弁してくれ、

これ以上は… 」

 そのとき、美奈がだきついた。


「頭、いたーい!!」


「抱っこして!一郎太」

コレで落ちないなら・・

諦めるか!!

美奈は次の作戦をかんがえる。

中々強かなところは母親似か?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る