第35話 恵と美奈の誕生日

「ウワァ‥マジ。」



       うん…

今日バイトとはウソで

リナに電話して

とある県まで会いに来た。

高速バスで二時間の距離。


リナは大学生だから

時間の都合が着いた。


バス停近くのカフェで

待ち合わせて

相談


「誕生日無視だょ。

然も元カノの為に

 頑張る奴なんているぅ?」


リナはゲラゲラ笑いながら、

  「いないね…!!」

カッカレーを食べながらカレーの

香りに癒される。


   「ここの美味しい!」


リナは勝ち誇った顔をしながら

「野菜とフルーツといっぱい入って

 るから、明日はスルスルだよ。」



「そっか!カッもバリガリしてて

おいしいいー。」

 


リナはニコニコしながら

「彼、知らなかったんなら

 話は別じゃない?

 来年もそうなら許し難い!け

ど‥。」


「う・・・ん。」


「ガツンと言ってヤレ!!

知らなかったから今回は

許す、ケド来年こんな事したら

コロスってね!!」

リナは美奈の目を見て怒り

モード!!


「リナなら許せるの?

今回だけって?」


美奈はパクついてたカレーを

ゴクンと

飲んで怪しい顔で見た。



「無理!わたしさ、誕生日

知らない時点で

 死刑執行。」

      許セネー


チエッ「なんだよ~。他人事と思って

   テキトーすぎ!」


美奈は食べてたスプーンをペロリと

舐めてリナのデコチンをペチッと

スプーンで叩いた。


「ウワッ!!おい、おい! 」


リナは軽い悲鳴をあげた後コンパク

トを出してカレーに染まってないか

確認しながら


「だって、美奈は彼の事

好きじゃん。

だから最低限の

アドバイスなの!」  

      


美奈は軽く左手をあげて

「抹茶アイスお願いしまーす。」


   「あっ!, 私 ゴマ団子!」

リナも一緒に声をあげた。


美奈の部屋は彼氏が借りてくれてて

彼の勤め先の病院の近くだった。



リナの入れてくれた紅茶と誕生日

ケーキを食べていると、目の前に

可愛らしい箱をポン。



「ん?」

美奈がリナの顔を見上げると


「誕プレ🎁」



「うわぁ、有難う。」

美奈は素直にうれしくって


赤いリボンを外し

パリパリと放送紙を開けると

小さな屋根がついて、

周りには花やミニチュアの木が

ついてて白い鳥が二、三羽いる

部屋の壁に掛ける時計だった。


「キャア!かわいーい(//∇//)

 ありがとう!!リナ。」


ウンウン

「本当は今度の休みに

持ってくはず

だったんだけどね♩‥。」



夕方リナにメールが入って

 「美奈ちゃんきてないか?」


リナは

「ヤバい!一朗太さん

探してるっポイ

 どうする?

 淳史に捜索たのんだみたい。」


少し驚くリナに、

「大丈夫今日夜行でかえるから‥。

 自分は二週間と2日音沙汰無しで

 自由満喫してたくせしてムカつく。」


携帯をひらくと着信とメールの山


「ゴメン!知らなかった・・

じゃ許せ無いだろう

ケド知らなかった。

勿論来年は美奈を優先する!!

 約束する。」


     シカト

 「本当にゴメン!

  美奈、許してくれ。」


ほぼ謝罪‥後

「ポケットの離婚届ないんだけど

 出して無いよね…!!」

ってのがあったから


「ゴミに出した。」

と一言返しておいた。

        嘘、だけど‥


出すと決心したとき

不受理届け出

されてたら困るし‥ 


未だに許し難い!!




「淳史?やらかしたよ。

 多分リナちゃんトコだろう。」

ショボーンとした声で敦史に

相談、歳の差彼女のいる敦史は

ほぼ親友!!


「あ~、一朗太!馬鹿だな!!

リナだったらコロされるレベル。

  何で誕生日しらねーの?

 不思議だワ。」


「それだけじゃなく‥」


    「まだ爆弾あんのかよ(--;) 」

「うん。」


    「ハァなにやらかした?」


「美奈の誕生日そっちのけで

 元カノの誕生日祝した‥。」


    「うっ‥Д

     お前一回タヒね!!」




 








     


    



  

  

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