第19話 あーあ!!

「二人ともシラナイッ`ω´!」

 美奈は、布団かぶって寝た。



二人は、何も言えずビールを飲み明

かしたようだ。

二人とも整理整頓!

が好きそうなので

掃除は任せた!

美奈はそのままそ〜っと

スーパに出勤した。




昼間、先生が、パパと

仲良くスーパーへやって来た。

二人で社長に挨拶をしてた。

美奈はこっそり覗いて見た。


デパートの菓子折り特大のを

手土産に。ア~パパは父親だけど

先生は何て挨拶したのか

不安だった。



昼休み社長が、

「おう。どうだい、慣れたか」

ときいて来たので


「がんばってます。」

と言った。



パートのおばちゃん達も

根性もんだし一部だけど、

後の人はやさしいし。

バイヤーの人たちもいい人っぽい。


色々覚えるのは大変だけど楽しい。



「ああ、さっきお父さんと彼氏さん

が、来たよ。お菓子貰ったから

あとで詰め所でみんなでお

茶しょう。」



「え!!彼氏って言ったんだー」



社長はそれ以外は何も聞かず

丸いお腹を突き出すように

トラックに乗って

配達と契約農家さんの

家まで出て行った。

狸ちゃんが運転してるような

可愛らしさにフッと笑ってしまう。





先生からラインが入ってきた。


「今日は早く帰るから食事

 久し振りに一緒にどう?」



  「恵さんは、来ないの」



「え!, 何時も一緒じゃないから

 来ないよ。」



  「うん。じゃあ行く!

      マンション?」



「そうだな!


ほとんど美奈の荷物あるし

泊まればいいってか

僕のマンションに帰って来い。!」


「やだ‼」

美奈は頑なに拒否!!




ふうコキコキ肩も凝って

腹減るし足痛いし時計を見つめ

カウントダウン

「19時になった。お疲れさまでし

た。」

パパパと挨拶を済ませ

自転車にのりマンションに向かう。


メシメシメシメシー

頭の中でメシコール

マンションにつくと先生の車は

無かった。

アレレ



カードキーでドアを開けると

ピンクのハイヒールが、

そろえてあった。

“うっ、マジかよ~“



何でかヤバッと思ってしまう。

私が浮気相手のような気すらする。

部屋の中からポトフのいい

香りがしてくる。


多分先生の好物なんだろう。

彼女もカードキーもってるんだ、

なんか先生にとっては女は何人いて

も良いんだろうな?

    ビミョー



これで帰って来いって本気で言ってる

なら “バアカ“じゃね?




『なんだかな~彼女とキレて

無いじゃん。江戸時代か?

お代官様のハーレムか?』



私だって馬鹿っちゃ

馬鹿だよね~orz

ノコノコ訪ねちゃうし、


教授の癖に頭いいくせに、二股?

何考えてるんだろ!!



トボトボとマンションを出る。

チャリに乗る気も起きず

λ…λ…λ............トボトボ

ただ歩いた。


やたら腹が減るのは

着いたら飯、飯、

と思ってたからか?


・・・・・グウーグググ


気のせいか今凄く痩せた

気がする。

チャリで自分の塒に帰ろうかと

右足に力を入れこごうと

した時・・・



白いセダ〇が、横を通り過ぎて

ハザードが、点滅して

駐車場へと入って行った。



『先生が、帰って来た。」

 美奈は、すぐメールした。


「彼女いるのに

呼ばないでくれます?

ってか呼ぶなよー

それかは彼女いるのに

反則やんけ!!シーラナイッ!!」


とはいえ・・・

美奈は好奇心とチョイと気に

なったのでUターン

こっそりと中へ!

話声が聞こえてきた。


「メグ~、今日は帰ってくれ!! 」


 「え!! 一郎太の好きな

  ポトフと、オムライス

作ったの に?

  ワインのつまみもあるの

ホラ」


彼女は、可愛らしくお皿を

抱えながら一朗太に微笑んだ。


恵さんはチーズ巻き

生ハム巻き

カルパッチョ

色々用意してあった。



ん?まてよ

『今日は?って聞き捨てならない

-_-#ピクッ

 今日じゃない日ならOK

ってこと?』



「一郎太、ゴメンナサイ

本当にどうかしてたの、

彼とはもう合わない!

やり直して、約束する。」


恵さんは一郎太に飛びついた!!


『さぁ一郎太はどうする?』

美奈は益々興味津々


彼は恵さんを宥めていた。

ショートボブの髪が少し見えた。


ふと玄関の上がりを見ると


彼が買い物してきたのか

スーパーのレジぶくろが

いっぱい入って

玄関に置きっぱ‼


&高級寿司屋の袋から

酸っぱい美味そうな匂いが

たまらん。

袋の横を少し開け一つ

つまみ食い、うまーーーい。


寿司が箱に入って置いてある

けどコレ食っていいのか?

あと

チョコレートとかクッキーとか

ケーキも。


お腹空いたから

こんな茶番に付き合ってる

暇無いワ。

2人で勝手にヤレ!!

寿司の箱をオープン


「ウワッ、私の好きな

タコ、ウニ、サーモン、タイ

がヨコヨコタテタテ

ズラリと並んでいた。」


ウニを一貫パクリ

ウメエ✈

やっぱり座って熱いお茶に

紫、ワサビは必須

美奈は帰る決心をした。

袋事貰ってマンションを出た。





恵さんの美味しい料理があるから

彼はこれ食べれないんじゃ

ないかな?。

食って片付けるのは

ボランティアじゃ!


今頃仲直りしてるな。

もう合わない!そう決めた。


しばらくチャリ漕ぎして

マンションに着く

手洗いうがいを済ませ

テーブルにどーん寿司🍣。

チャリに後ろカゴをつけてて

本当によかった。

偏って無い!!


あ!!

ケーキ✋😝あちゃー

チョンボするの忘れたぁー!!



しゃあない!

気を取り直してお寿司に目を

向ける。

醤油右手に、タラッタラッ

寿司の上からかける。


皿を出すと洗い物増えるし

ペットボトルのお茶もスタンバイ


「いただきまーす。」

パクッウマーモグモグモグモグ


ずっとバックの中から着信音

無視、無視!!


うざかった! ラインや着信が

奴は、しゆみなのか、

ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”

叉突撃されたら嫌だから一応電話

に出た。


「ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”、

モシモーシなに?

 ゴクッ!」


       「ごめん!」

「いいって、仲直りした?」

ŧ‹”ŧ‹”

ŧ‹”ŧ‹”

     「寿司食べた?」


「え、」


うん。

今食べてる、おなか空い

ちゃったシィ

目の前でラブシーン見せつけられ

たし貰ってもいいよね。

 慰謝料ってことでŧ‹”ŧ‹”

        

生ものだし、早く食べないとね。


 早々、いくら、一個しかないよ。

 もっと食べたかったなー。」


  「いくら好きなの?」

「うん。ウニも好き、後、数の子も

好 き!」


  「じゃあ明日連れて行くよ。

   寿司屋」


「え、行かないよ。行く理由ないし‥。

 もう仲直り、したの?」


     「そんな仲じゃないよ」


「またまたぁ~気使わないの!!」


「早くあけて、俺も腹へった。」


「え‼‥なに?」


「かわいい🐭が、

飯持って逃げたから

追いかけてきた。」



ゲゲゲ〜🐭ネズミ?

美奈が慌てて

ドアを開けると彼は本当にいた、

「恵さんのご飯は?

食べなかったの?」



タクシーに乗せて帰らせた。


「先生、恵さんと別れて、

じゃないと

 もう来ないで。」

美奈はヤキモチの辛さと

彼女のマウント取るような

態度にモーウ限界だった。


カチャカチャ


鍵を開けると先生は、咄嗟に

飛びついてきた。

暖かいシャッごしの先生の

生暖かい感触にイラッ



「わかれて!!」


先生は、頷いた。

「もう、彼女とは終わってる、

何度も

 彼女に話した

 カードキーも取り上げたよ。

 だから本当にゴメン。」



このノリで普通ヤル

美奈の口にはウニモグモグ中


一回戦先生と闘って先生は、

婚姻届を出して記入済みの紙を

渡した。

君の決心が、できたら一緒に

市役所行こうと言われた。

先生なりの誠意な、の、か?


なんと、父親のサインと

社長のサインが記入済み、


「先生~本気?

先生私?幼妻にな‥るの?」


「勢いってか、

書くだけ書いて置い

とこう。」



「え・・う・・ん?」

まあ先生の本気は伝わりました。


でもこんな事されたら

嬉しすぎた。

美奈はすぐ落ちて二回戦


「やっぱり、コッソ~リ

出しちゃお。

テヘ!!」


取られる前に自分のモノに

しちゃう。


パクパクパクバク育ち盛りの

食欲は半端ない。


玄関の上がりに忘れて来た

ケーキも先生が買い漁って

来たお惣菜も先生が持って来た。


そんな甘いケーキも

惣菜も、お寿司の後に

美奈のほっそりとした体に

吸い込まれて行った。

途中で先生と運動したから

いくらでもたべれた。

そんな美奈のお腹も

ゲップゥ~

















        











   














       










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