③ 現実世界

そしていよいよ文化祭当日…

愛瞳:「10時から11時まで碧風はシフトね!」

碧風:「…わかった」

   (何もないといいんだけど…)


鎌 :「オモシロイですネェ。キョウハ『ミマモル』とシマショウカ」


碧風:(といっても、こっちの世界なんか慣れないから一緒に回る人いないなあ、)

紅風:「一緒に回ろ」

碧風:「…えっ。、、いいの?」

紅風:「急に控えめだね。いいよ。だって大人数嫌だもん…」

碧風:「そうだよね。キツイもんね…一緒に行こ」

   (紅風が『一人でいるのが好き』というのは私しか知らないもんね)

愛瞳:「碧風!一緒にまわ…ろ……、、」

こころが冷める。まだ、愛瞳にすらわからない感情…が芽生えた瞬間だった。

碧風:「ねぇ、三人でまわろ」

愛瞳:「うん!」


この後は、特にこれといったこともなく…

無事に文化祭が終了したのであった。

それぞれたくさんの思い出ができた。

友達との仲も深まった。


鎌 :「タノシソウデヨカッタヨカッタ」

碧風:「…はい」

鎌 :「ナニカアッタノカ?」

碧風:「別に、あなたならわかるでしょ」

鎌 :「…ソウデスカ」


楽しい思い出とカンジョウで胸がいっぱいになった。


楽しい感情。それは、みんなが笑った証拠。

誰しも一度は持ったことがあるのではないでしょうか?

持ってない?おや、どういうことかなぁ…。


第二話 完

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