クリフ・アキシナイトに正義はあるか

朗読配信向け『名探偵ラト・クリスタルの追放』これまでのあらすじ②


 この世界は四つの《秘密ひみつ》でできている。

 はるか古代、四人の《大賢人だいけんじん》が女神とわした《約束》は世界を創造そうぞうした。


 その約束とはいったい何なのか――創世の秘密を解き明かさんとして迷宮街に現れた名探偵ラト・クリスタルは、駆け出し冒険者のクリフ・アキシナイトと共に事件を求め、絶え間なく奇行を繰り返していた。


 あるとき、ふたりが滞在するカーネリアン邸に、猫の姿に変化する不気味な侵入者によって赤い手紙が届けられる。それは探偵騎士団たんていきしだんからラトに送られた挑戦状ちょうせんじょうであった。


 ラトはクリフとともに王都ロンズデールへと向かい、ラトの恩師おんしであるマラカイト博士の事件を解決する。しかし、霊廟れいびょうおそるべきトリックで崩壊ほうかいさせ、殺人をおかしたのは博士のことを尊敬する助手のリサであった。


 挑戦に勝利し、探偵である資格を証明したラト。

 しかし、それとひきかえに、ラトは恩師であったマラカイト博士との関係を手放すことになってしまった。


 落ち込むラトの姿を目の当たりにしたクリフはラトのために行動することを決意する。



《あらすじ おわり》

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