花火

溢れた涙が染み込んで

心の灯火を消したあの日

僕の心は全てを忘れた


花火の咲く夜ふけすぎ

夢の果てで爆音が響く

心の灯火が再び灯る


夜空を彩る赤・青・黄

大輪の花火が照らしたのは

何も持たないガラクタの僕


弾けて弾けて鳴り続く

花火の開花の大きな音色は

ギターを掻き鳴らす

紫になる


夜を泳いで紫音が灯す

心の奥の灯火の

ロウソクが灯る瞬間の


弾けた花火は無限の虹

僕の僕だけのオリジナルカラー

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る