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目次
水の中に心を隠す
ゆらりゆらりと光を射す
心地よい水底の熱
柔く優しい水中は
突き刺すナイフの言葉さえ
小さくくぐもり離れてく
どこかの誰かがこの心に
穢れ汚れた手を伸べても
悪意は水に溶けていく
届く指先が澄んでいく
黒を流す水流が
小さな心を抱きしめる
水の中に心を灯す
ふわりふわりと意識が覚める
心地よい水底の冷
波紋ひろがる水面には
ポツリと落ちる誰かの心
深く沈み気泡が弾ける
どこかの誰かの心の奥
疲れて微睡み溺れても
涙は水に溶けていく
傷ついた夢は癒えていく
未来を運ぶ水流が
地上は霧の迷路の中
抱えなくてもいい荷物が
君の歩みを止めるから
水が愛を運ぶんだ
人類の唯一の大きな荷物
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