朧月

伸びる影が

ぎこちなく寄り添う

君と僕

なにげない帰り道


雲間の光が

二人を照らすから

静かな夜の街に

鼓動が跳ねる


朧月が眠たげに見つめる

どこにでもあるような

僕らの恋

すれ違っては

見失った「好き」を

月明かりの下で探したね



重なる影

もう二度とない恋

君と僕

見付けたあの日から


雲間に隠れて

光見失っても

暗闇の中でさえ

想いは褪せず


朧月が淡く照らしている

ありふれた日常が

僕らの恋

見つめ合っては

確かめた「愛」

月明かりの下で誓ったね



互いに想い伝えきれず

会話のない部屋

涙目の君を抱きしめた

素直になれないそんな日は

月の光のなかで眠ろう


朧月が眠たげに見つめる

どこにでもあるような

僕らの恋

すれ違っては

見失った「好き」を

月明かりの下で探したね


確かめた「愛」

月明かりの下で誓おう

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