第2話 状況

なんとなく覚えているのは

バカップルのイチャイチャ

親父と母から満喫の邪魔だと!


4歳で既に独り立ちと親元を追放され


ラスダン近くの魔の森を彷徨い

死にかけながらも魔狼の高スペックにより

生き残り!


親父のパートナーの人間のとこに

たどり着く


快く迎えてくれて天使や神様や!

と思ったら


このつがいもバカップルか!

子供を私に押し付けて

デートの終わりの見えない新婚旅行に


家や寝床があるのはいいが

10歳で子育てとか頭が痛い!


夜中に夜泣きに最初は悩まされて

ハイハイできるようになってからは

脱走を繰り返し


崖からダイブしたり

怪鳥に攫われたり

傷だらけになりながらなんとか助ける毎日


お互いの両親公認でパートナーはいた方が良い

子供同士勝手にマッチングした感じだ!


年齢とレベルは関係がない

私は既に数百のレベルがあり

大抵のものには負けないと自負しているが


世の中は規格外の化け物も多い

親父とお袋など良い例だ


炎のフェンリル 炎帝

氷のフェンリル 氷帝


本来の姿を表すと小山ほどの大きさがあるし

【勇者や魔王殺し】どころか

既に【神殺し特性】すらある


既にトールという神を喰い殺し

ちょっかいをかけてくるものさえ

居なくなっている


人間のおかげで互いにランクアップできて

この境地に至ったとか・・・


ウー バブー ハーイ!

大きいものや珍しいものが好きで

なんだろうと容赦なく突進するので困る


両親とも冒険者系のせいか

既にハイハイというスピードではない!


どこぞの似非忍者小説か?という動きである


この子が一度瀕死の重症を負って

親父と母上に助けを求めたら!


癒してもらい助けてくれたはいいが

人間のパートナーの子供!大事な孫と変わらず

逆鱗に触れ罰として半殺しの目に遭い

消えない【恐怖】を植え付けられた!


「人間は非力なんだよ!」

「守らないでどうする!」

「ちゃんと育てれば

利益は数千倍になって帰ってくる」


今は島サイズの陸亀にダイブして逃亡中


大人しくしててほしい・・・

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