継承編 第5話 “楽”は嗜む

「戻ったよ~」

エクステラがエクスバースに声をかける。

「まったく…どこへ行っていたんだ。」

「ご、ごめん。ちょっと風にあたりたくなっちゃって」

「まぁ、いいが…」

エクスバースはまた机に向かう。

「エクスバースちゃんはお兄ちゃんのところへ行かなくていいの?」

「…………」

エクスバースは黙った。

「私はもう特別だからいいけど、エクスバースちゃんは会いたいんじゃないの?」

「それよりも優先すべきは2人の幸せだ。そうじゃなかったのか?」

「それはそうだけど…」

「私はそれが楽しみなだけだ。」

エクスバースは不敵に笑った。

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