【番外編】英雄カルヴァン・タイターの日常~今日も俺の嫁が最高に可愛い~
神崎右京
第1話 お預けされても、可愛い
チチチ…
どこかで鳥のさえずる声がして、ゆっくりと瞼を開ける。元から眠りが深い体質ではないが、今日はいつにもまして寝られなかった自覚がある。
(――何をやっているんだろうな、俺は)
意識の覚醒と共に現状を理解して、カルヴァン・タイターは苦い気持ちのまま胸中で呻きながら腕の中へと視線を落とす。
そこには、寝不足を作り出した原因――聖女イリッツァ・オームがこちらの気持ちなど考えもしないで、スヤスヤと穏やかな寝息を立てていた。
色々あって何とかイリッツァとの婚姻が認められ、カルヴァンの屋敷での同居が認められた。本来、王城の奥にある神殿に幽閉されるようにして暮らす運命の聖女だが、紆余曲折を経て、何とか周囲をすべて丸め込んだ。いきなり同居というわけにもいかず、数日間は神殿で諸々手続きだの引継ぎだのやっていたようだが、それはそれでカルヴァンとしてもありがたかった。この十五年、いつ死んでもいいと思いながら仕事に没頭しすぎるあまり、『騎士団長なのだから』と就任時に無理矢理に近い形で王都の一等地に与えられた豪華なこの屋敷に帰ってくることはほとんどなく、夜まで仕事をしてそのまま兵舎で寝泊まりをすることの方が大半だった。一応、人を雇って最低限の管理だけはしていたものの、未来の嫁を迎えるにふさわしい準備が整っているとは言えない。神殿でのごたごた期間をこれ幸いと、イリッツァを迎える下準備期間として使わせてもらった。何年かぶりに休みを自発的に取ったため、付き合いの長い補佐官のリアムからは、あからさまにほっとした顔をされたものである。
正式な結婚は、イリッツァが成人してからなので、今の対外的な関係性は『婚約』期間といえる。だが、同じ屋根の下、結婚を前提にした男女が同居――同棲をして過ごすのだから、結婚式をしていなかろうが、年齢がいくつだろうが、正直、そんな関係性の名前の違いに意味はない。
――と、思っていた。昨夜、イリッツァが寝る前にとんでもないことを言い出すまでは。
『…あ。わかってると思うけど。――成人するまで、"そういうこと"はなしだからな』
イリッツァを迎えるために、わざわざ新しく購入して搬入されたばかりの、二人が寝ても十分余裕のある大きさのベッドに腰かけて、薄い寝間着を身に着け風呂上がりのいい匂いをさせながら、今腕の中にいる美女は、当たり前のことを言うように告げたのだった。
(――まぁ、俺も、つい大人げない反応を返した自覚はあるが)
目の前に、肉汁滴る芳醇な香りを漂わせた御馳走を空腹状態で見せるだけ見せておいてサッと取り上げられた気分だった。『初めて』の女を相手にするなど何年振りかと記憶をたどりながら、なるべく相手が怖がらないようにと色々考え準備したことがすべて吹っ飛んでいったのだ。あまりに理不尽な物言いに、十五年前の親友時代でもしなかったほどの全力の口喧嘩に発展した。同棲初夜とは思えぬ色気のなさだった。
子供のような口喧嘩は深夜まで及び――全く折れる様子のないイリッツァに、翌日も仕事のあるカルヴァンが根負けし、一時休戦して床に就いたのが数刻前。結婚前の男女が同衾など、といってソファに行くという男らしいイリッツァを引き留めるのも大変だった。仮にも惚れた女をそんなところで寝かせられるか、というカルヴァンに、明日仕事なんだからソファでなんか寝させられないお前はちゃんとベッドで休め、と返してくるのは完全に男前なリツィードの発想だった。
最終的に、色気のない会話を一晩中繰り返し、完全に「イリッツァとカルヴァン」ではなく「リツィードとカルヴァン」の関係性に脳が切り替わった以上、今更同衾したところで何かする気は毛頭ない、と納得させて、一つの床に入った。それを告げたときは、本当にそう思っていた。もう二度とこいつを抱く気になんてなれないんじゃないかとすら思った。
何が悲しくて、野郎と同衾などせねばならないのか、明日は仕事中に無理矢理時間を作って家具屋に行ってもう一つ寝台を購入してこようか――などと考えていた矢先。
『あの…ヴィー』
『何だ』
『ぅ…あ、あの…』
『?』
『ぉ――おやすみ、ヴィー』
おずおずと、こちらの顔色を窺うように、そっと見上げるような角度で――上目遣いで言われた瞬間。
最後にプロポーズをした時の会話が脳裏によぎったのが悪かった。
『――――――あー…』
異国の地で、床に押し倒されたような体制のまま、真っ赤な顔でこの美女が告げた言葉が蘇る。
『毎日、ツィーって呼んでほしい。――夜寝る前に最後に見る顔はお前がいいし、朝起きて最初に見る顔も、お前がいい』
思い出したら、ダメだった。さっきまで確かにリツィードだったはずの存在は、やっぱり、何度見ても最高にタイプな美女でしかなかった。時折、天然の男たらしかと思うような言動をする女だったことも同時に思い出す。
『…おやすみ、ツィー』
今すぐにでも襲い掛かりたくなるのを鋼鉄の意思でぐっとこらえて、呻くようにつぶやいて無理矢理目を閉じた。どうしても堪えられなくて、ぐっと体を引き寄せると、イリッツァは一瞬緊張したように体をこわばらせたものの、カルヴァンが何もしないとわかると、ほっとした顔で瞳を閉じ、幸せそうに眠りの世界へと旅立っていった。そういえば、リツィードの時代から、寝入りも寝起きもいいやつだった、とどうでもいいことを思い出す。
(――今日はもう仕事休みたい…)
眩しい朝日にもう一度瞼を閉じてから、騎士になってから初めての感想を抱いて眉間に深い皺を刻む。酷く抱き心地が良い抱き枕は、女特有の甘い香りを漂わせていて、どうにも安眠を阻害してきた。結局カルヴァンが夢の世界に旅立てたのは空が白み始めたころで、それから大して眠ることが出来ないまま、こうして鳥の声で目覚めてしまった。腕の中のイリッツァはスヤスヤとそれはそれは幸せそうに眠りこけているが。
「……なんか、むかつくな」
獰猛な獣の隣で、こうも警戒心なく眠られると、自分が男として全く意識されていないことを突きつけられているようで面白くない。
(いっそ、既成事実作ればいいのか?)
好きな女を苛めたい、という性格と、昨日からお預けされている欲求不満が重なって、カルヴァンは実力行使に出ることにした。
くるり、と体制を入れ替えて、上から見下ろすようにしてイリッツァの寝顔を眺める。
(――可愛い)
この美女が、自分のものになるという独占欲を噛みしめ、目を眇めて悦に浸った後、吸い寄せられるようにしてその白い首筋に唇を寄せ――
「――――んん!?」
寝付きだけではなく寝起きも良好なイリッツァが、違和感に驚きの声を上げた。
「チッ…起きやがったか」
「は!?し、舌打ちしやがったか今!!!??」
「うるさい黙ってろ。すぐに良くなる」
「はぁああああああ!?ちょ、おま、何し――――おい!!!!」
バタバタと暴れ始める身体を体重を駆けながら無理矢理抑え込む。
(これ、女の力じゃないだろ…!)
鍛錬しているせいなのか、見た目以上の力で暴れられて、つい、襲うことそっちのけで抑える方に必死になる。
「昨夜、この話終わっただろ!!?」
「終わってない、一時休戦しただけだ。誰が納得するか、あんな理不尽な要求」
「ちょっ――は、話が違う!!!」
ギリギリギリ、と互いに譲らぬ力比べをしながら、凡そ色っぽい雰囲気になりえない会話を交わす。
「うるさいな、朝元気になるのは男の生理現象だろ。お前も元男だったんだからわかるはずだ」
「いやいやいやいや、その元・男にお前何しようとしてんの!?」
「黙れ萎えそうになる現実を思い出させるな」
「お前が言い出したんだろうが!!!!」
両手をつかんでいた手を、無理矢理上方に持っていく。ギギギギ、ととんでもない力で抵抗されたが、男の意地で何とか片手でひとまとめにして抑え込んだ。
「っ――お、オイオイオイオイ、カルヴァンさん!!?冗談になってませんけど!!?」
「当たり前だ、冗談なんかじゃない」
やっと空いた片手をプラプラと振って握力を戻しながら、焦るイリッツァを見下ろす。本当に、女とは思えない抵抗だった。
「幸い、朝早く目覚めたおかげで時間あるしな。一回くらい出来るだろう」
「何が!!?いいいいややっぱ答えなくていいけど!!!」
身体をひねったり手の拘束を抜けようとしたりと必死な様子のイリッツァから余裕がなくなる。本気で貞操の危機を感じたのだろう。
「嫌がる女を組み敷くのも、別に嫌いじゃない。最初くらい普通に、と思ったが、まぁお前がその気なら別にいいだろう」
「ちょっ、おまっ――は、離せっ!」
何度も力を入れてもびくともしない拘束された両手に、青ざめながら懇願するように叫ぶが、返って来たのはニヤリとした獰猛な笑みだけだった。
獲物を前にした肉食獣を思わせる瞳に、本能的な恐怖を覚える。
「さて――」
獣さながらに、軽く唇を湿らせてから、ぐっと顔を寄せてきたカルヴァンに、イリッツァは一瞬涙目になり――
「っ――!」
キッとその薄青の瞳が、無言で鋭く敵――未来の夫――を睨み付ける。
瞬間、聖女の右目にこの国の民ならば誰もが知る聖印がパァッと浮かび上がり――
ピタリ、と迫って来ていたカルヴァンが動きを止めた。
「――――――――――――――――オイ…お前、何した…」
轟く声は、地の底から響くような恨めし気な声。
「おっ…お前がっ――お前が、正気に、戻らないからっ…!!!!!」
返すイリッツァの声は、恐怖と怒りで微かに震えていた。バクバクとうるさい音を立てている心臓は、決してときめきなどという可愛らしいものではない。肉食獣に食べられかけた草食動物のそれだ。
カルヴァンはその瞳に浮かぶ聖印を見て、苦いうめき声を漏らす。
「なるほど…――鎮静の魔法か」
「ぅ…」
「くっそ気分悪いなこれ…二度とやるな」
「お、お前が、変なことしなきゃ魔法なんか使わないっ…!」
忌々しさを隠そうともせず思い切り大きな舌打ちを残して、カルヴァンはイリッツァを解放し、ごろん、とそのまま横になる。
(なんだこの『強制賢者タイム』は)
さぁこれから、というタイミングで一瞬でリセットされて性欲が掻き消える謎の現象に、横になったままもう一度舌打ちする。男としての自信とプライドをズタズタにされた思いだ。
さっきまで、最高級の御馳走に見えていたはずの美女が、今は単なる肉の塊にしか見えない不思議は、ある程度年齢の行った男ならなじみ深い感覚かもしれないが、それを他者によって強制的に発動される気持ち悪さと言ったらない。
「――寝る」
「ぇえ…??」
「一気に何もかもやる気なくなった。家を出る時間までまだだいぶある。昨夜あまり寝られなかった分、もう一度寝る」
イリッツァに背を向けるようにして横になりながら、不機嫌さを隠しもしない声で告げて目を閉じる。それを人は不貞寝と言うのかもしれないが、知ったことではない。何せ今は、魔法によってもたらされた鎮静効果によって、背中にいる少女に髪の毛一筋ほどの興味もわかないのだ。
いくら魔法の効果とはいえ、据え膳を前に、己が元気にならないことで事を中断するなど、本気で気分が悪い。眉間にこれ以上ないしわを刻んで、カルヴァンは無理矢理頭を睡眠へと切り替えようとして――
「ぁ…あの…ヴぃ…ヴィー…」
「ぁ゛?」
背後から恐る恐るかけられた声に、思わず剣呑な返事が出た。イリッツァが、びくり、と震えた気配が伝わる。
「……ぅ…その…」
恐々と、カルヴァンの寝間着を後ろからつまむ。
(――こいつ、よく人の服掴むよな)
ふと、再会してからの出来事を思い出してそんなどうでもいいことに思い至る。
何か言いたいことや主張があるとき、イリッツァはいつもカルヴァンの騎士装束やマントを掴んでいた。それはおそらく、我欲を消すべしと徹底的に教育された過去の記憶が、個としての主張を躊躇わせるためだろう。言葉にすることをためらいながら、それでも何か聞いてほしいことがあるとき――うまく言葉にできない間を持たせるかのように、こうしてぎゅっと衣服の裾をつまむのだ。
「何だ」
相手に聞こえるほど大きく嘆息して――ごろり、と体の向きを変えて向き直る。案の定、イリッツァは両の眉を下げて、困った表情を見せていた。掴む先が無くなった手が、所在なさげに宙に浮いている。
「言いたいことがあるなら言え」
「っ……」
イリッツァは薄青の瞳を揺らしてさまよわせたあと、今度はカルヴァンの胸のあたりの服を指先で掴む。何度が薄く唇が開閉したのは、気持ちを言葉に乗せようとして、上手く言語化できずに惑ったためだろう。
相変わらず我欲を面に出すことが下手くそな将来の妻に、カルヴァンは小さく嘆息した。
(まぁ――待つしかないんだろうな)
じっと辛抱強く、相手の胸中での葛藤が終わるまで待つ。
――こんな面倒なこと、イリッツァ相手でなければ、絶対にしない。
惚れた弱みというのは厄介だな、と思いながら、鎮静効果のおかげでひどく穏やかな心持のままぼんやりとその美しい顔を眺めていると、ずいぶん経ってから、やっとその桜色の唇が音を紡いだ。
「ぉ…怒った…?」
「は?」
思わず半眼になったのは、誰にも責められないだろう。カルヴァンは、思い切り怪訝な顔で、呆れた返事を返す。やっと出てきたイリッツァの言葉は、全く想定もしていなかったものだった。
(何が言いたいんだ、こいつ)
てっきり、昨晩の話し合いを完全に無視して無理矢理襲い掛かったことを責められ詰られるものだと思っていた。イリッツァの考えが読めずに、軽く眉間にしわを寄せると、それをどう取ったのか、イリッツァは眉を下げてぎゅっとカルヴァンのシャツを掴む指先に力を込めた。
それを見て、嘆息する。――意図はよくわからないが、とりあえず質問に答えるべきだろう。
「別に、怒ってはいない」
「う…嘘つけ…」
「いや、本当だ。誰かさんの魔法の効果のおかげで、怒りすら沸いてこない。無だ、無。虚無」
嘘偽りなく、正直に答える。
「…魔法の効果がなかったら、激怒してるとは思うが」
「ぅ゛……」
イリッツァの指先に力がさらに籠っていく。ふるっ…と白銀の睫が小さく揺れた。
(こいつ、さっきから何が言いたいんだ…?)
先の見えない問答に、カルヴァンも微かに瞼を伏せて頭を回転させる。長年の付き合いから導き出される経験と、彼女が発した問いかけを逡巡し――
(――…あぁ。なるほど)
「――――別に、これくらいで嫌いになったりしないぞ」
「!」
ハッとイリッツァの顔が上げられる。
その表情を見るに、どうやらカルヴァンの仮説は当たったらしい。
あからさまにほっとした顔で表情を緩ませ、指先から力が抜かれるのを見ながら、小さく嘆息する。
(なんで俺は、こんなに可愛い嫁を前にして、こんなに冷静でいられるんだ…)
魔法の効果が本気で恨めしい。やはり光魔法なんか嫌いだ、と心の中で再度認識を強固にする。
嫌いにならないで、と号泣した過去のイリッツァの最高に可愛い泣き顔をぼんやりと思い出す。本気で体の関係は拒否する癖に、カルヴァンに嫌われるのだけは嫌だと必死に訴える姿は、彼女なりにきちんと愛情を持って『特別』な存在としてカルヴァンを見ているという証だろう。
自分の個人的感情を口にすることなどめったにない聖女から、愛の言葉などもらえるとも思っていないが、こうして時折隠しきれない感情をこぼすように露呈してくれるので、特に不満はない。それは言葉だったり仕草だったり表情だったりと様々だ。ただ、そのめったにない愛情表現を目前にして――なぜ、自分はこうも冷静なのか、男としての自信が無くなる。通常であれば、口説き文句か揶揄い文句のどちらかと共にキスの一つや二つは迫っているところだろう。
カルヴァンは、眉間に皺を寄せそうになるのを己の指でぐっと無理矢理抑えながら、呻くように告げた。
「そんなことで嫌いになったりはしないが――あれはやめろ。二度とやるな。お前の神とやらに誓え」
「そこまで!!!?」
イリッツァが思わず食い気味にツッコミを入れる。
「っ…お、お前が、もうしないっていうなら…しない…」
「あー…まぁ、お前が本気で嫌なのはわかった。嫌というほどわかった。もうしない。二年間は」
苦い声で、仕方なく認める。イリッツァの顔が、ほっと緩むのが分かった。
(まぁ――…二年経ったら、っていうだけでも、こいつにとったら最大限以上の譲歩なんだろうしな)
性に関することには潔癖すぎるほどの彼女が、期限付きとはいえ、前向きに検討してくれているというだけで、カルヴァンはそれを受け入れるべきなのだろう。ひどく納得がいかないが、仕方ない。
結局は、惚れた弱みに付け込まれれば、カルヴァンに勝つ術などありはしないのだ。
たとえ、どんな仕打ちをされようと――――イリッツァを嫌いになることなんて、天地がひっくり返ってもありはしないのだから。
「そのかわり、十七になった瞬間に抱くからな。それまでにちゃんと覚悟決めておけよ」
「っ……!」
かぁっとイリッツァの頬が染まるのを見ながら――その顔にすら冷静でいられる自分に内心苦笑して、目を閉じて軽くイリッツァの頭を撫でるようにして己の胸に引き寄せる。
「わかったならお前も寝ろ。――おやすみ、ツィー」
「ぅ…うん。……おやすみ、ヴィー」
幸い、鎮静効果のおかげで酷く心穏やかだ。
寝不足も相まって、抱き心地のいい最高級の抱き枕を抱えたまま、カルヴァンは珍しくすぅっと眠りの世界へと入っていった。
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