第15話

「リョーヤの奴、、、!」


「俺らのこと、まんまとだましやがったってことか...!」


「まぁ、そうだけど。(私的にはシンジくんに

遠回しに告白できたからいいけどっ)

なんかね、リョーヤくんが言うには

マヒロちゃんは距離が遠過ぎる幼馴染だったんだって」


「距離が遠すぎる幼馴染...?」


どっかで聞いたようなフレーズだなと思った。


「マヒロちゃんは

リョーヤくんより約10センチ背が高くて、ボーイッシュだから。なんか、女として見れなくて。でも、物心ついたときから彼女のこと好きだったんだって」


「で、マヒロちゃんはマヒロちゃんで、

リョーヤくんにバレンタインデーに手作りチョコあげたって噂あって。それ、もうリョーヤくんのこも、好きなんじゃ!って、女子の間では有名だったけど、更に

マヒロちゃんは、「義理だかんね!」って

みんなの前で堂々と言い切ってたけど、そのとき目が泳いでたから、本心じゃない説、

も併せて囁かれていたわけよ」


「へ、へぇー」



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