第44話 群馬 玉原高原のラベンダー

㊹ 群馬 玉原高原のラベンダー


玉原高原にラベンダーが咲いているというので出かけてゆく。


高速を沼田で降りる。


道は知っているので心配することはない。


愛犬を乗せて高速道路の運転は緊張するがわが愛犬は


高速に乗ると静かになるので助かる。


玉原高原は冬はスキー場となる所だある。


その斜面にラベンダーは植えられている。


散歩がてら斜面を登る。


ラベンダーは所々を紫に染めている。


高原の空気が気持ち良い。


中腹まで行き、ラベンダーを見たりカメラに収めたりスケッチ


したりして楽しんでいると急に空に黒い雲が湧いて来た。


もしかして雨が降るかもという空もようだ。


愛犬がいるので乗り物に乗るわけにもいかず


とりあえず戻ることにする。


雷の音が遠くでしている。


高原で遮るものが何もないので雷が鳴ってきたら危険だ。


少し焦り気味で降り始める。


とホテルのバスが来て高原を歩いている人々を乗せてゆくのが見えた。


愛犬がいるから乗せてもらえないかもと思ったが


すぐ傍でバスが止まって「雷が落ちると危ないから」


と愛犬と一緒に乗せてくれた。


助かった。


わが愛犬は雷をすごく怖がる。


傍に居てもこれ以上近寄れない程くっいて来る。


パニックになって高原を走り回っても困るし、動かなくなって


その場で伏せて震えて居られても困る。


なんせ体重が30から40kはあるので抱っこ出来ない。


下まで乗せてもらって本降りになる前に車に乗ることが出来た。


少し待つが雨が止む様子はない。


一枚はスケッチしたので帰る事にした。

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