異世界カーディーラー

第1話プロローグ

ブラック企業に勤めていた俺が異世界転生して、大金持ちになった話。

「もう、駄目だ…。」

俺は、生きることに絶望した。

会社で低収入でこき使われた挙げ句、いとも容易く切られた。

俺は、ＮＥＥＴと化してしまった。

もう、職業訓練など受ける気さえも無くなった。

働く気力さえも無くなった。

ＮＥＥＴってだけならまだマシかも知れない。

あはは…。俺、彼女いない歴＝年齢なんだ！

ははっ…。スゴいよね！

それに加え、俺、家族居ないんだ！

ははっ…。スゴいよね！

絶望的すぎて笑えてきちゃった。

パラサイト・シングルにもなれないや…。

俺は、遺書を書く。間違い無くゴミ箱行きだけど。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

天国の母さんへ

『生きてたら絶対良い事あるんだよ。』

母さん、それ、間違ってたよ。だって、俺、母さんの言葉、信じて頑張って生きてたのに、ひとっつも良い事無かったよ！

母さん、それ、俺には当てはまらないよ。だって、俺、母さんの言葉、信じて頑張って生きてたのに、利用されてばっかりだったよ！

俺って、本当に、不幸なんだ。親不孝だしね。

俺は、もうすぐ、母さんの所へ行きます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　俺より

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー