うへん
今日はずっと楽しみだったダンジョン!
すいかお姉ちゃんとたなかお兄ちゃんと一緒に潜るの!
お昼ご飯食べて『初めてのダンジョン』って言うところに向かった。たなかお兄ちゃんとは現地集合っていうので集まるらしい。
ダンジョンの入り口の受付を済ませて、近づく。
あ!たなかお兄ちゃんだ!
「よぉ、おはよう光ちゃん」
「おはようございます!!たなかお兄ちゃん!」
「おはよたなかっち。待たせた?」
「いんや、つい先ほど到着したけん、そんなやで」
す、すごい!恋人のデートの待ち合わせみたいだぁ!
はっ!たなか兄ちゃんとすいかお姉ちゃんが付き合ってたら、光は娘!?
「ほな、いこか」
「だね。光ちゃん行こっか?」
「はい!」
中に入るといろんな国の人がいっぱいいた。『初めてのダンジョン』のあの話は本当だったんだー!
「楽しそうじゃねぇ〜、よかったねぇ〜」
「うん!」
たなかお兄ちゃんはよく頭を撫でてくれる。撫で方が上手だから気持ちいい!
「あ!スライムだ!」
「おぉほんまやなぁ〜!よくわかったなぁ光ちゃん」
「えへへぇ」
褒められたぁ〜!やったぁー!
「たなかっち甘ぁ〜」
「褒めて伸ばすの、俺」
スライムの前に立って手を前に出す。
みつもユニークスキルを持ってて、名前は《光》っていうんだ!効果は、光ならある程度なんでもできるって効果!光くらい早くなれるし、光の屈折で透明にもなれるし、ビームもだせられる!
「びーむ!」
「ミ゜」
「前より強くなってるじゃん!」
「強いねぇ、光ちゃん」
「えへへー」
やった!たなかお兄ちゃんとすいかお姉ちゃんから褒められた!わーい!
すいかお姉ちゃんがスライムがいた場所に行って、何かを拾って帰って来た。
「ほら、これが魔石だよ。色々と便利なやつだから集めようね!」
「うん!」
わぁー!!きれー!!
「まだ時間あるから先に行こか」
「だね!」
そう言って、またたなかお兄ちゃんとすいかお姉ちゃんと手を繋いで歩く。
たのしいな!
あれから歩いていると時々モンスターに出会う。それをビームで倒すと褒められるから嬉しい!
「びーむ!」
「光ちゃんやるねぇ!お姉ちゃんは嬉しいぞ!」
「えへへぇ〜」
今もゴブリンを倒したら頭を撫でられながら褒められる。
「仲良きことは美しきかなぁ…」
「おじいちゃんみたいなこと言ってるー!」
すいかお姉ちゃんがたなかお兄ちゃんの難しい?言葉に笑ってる。
すいかお姉ちゃんは、みつの前だとお姉ちゃんなのに、たなかお兄ちゃんの前だとみつと同い年みたいになる。えへへ、たのしいな。
「お、ボス部屋や」
またしばらく歩くと、おっきい扉が出て来た。
ボス部屋なんだ!ここ!すごーい!
「確かここのボスってオークジェネラルだったよね?」
「おん、そうやで」
「危なくなったら言うんだよ光ちゃん?」
すいかお姉ちゃんがしゃがんでそう言ってくる。
もちろん!いのちあってのものだね、だもんね!
「うん!」
よーし、気合いを入れるぞぉー!勝つぞー!
扉を開けると、おっきいオークが居た。これがオークジェネラルなんだ!勝つぞぉ!
「ブモォォォォォ!!!」
「びーむ!」
まっすぐ走ってくるオークジェネラルに向かってビームを放つ!すると、当たるギリギリで避けられた。
「ブモォ!」
「うわぁ!」
持ってた斧を振り下ろされて、横に飛んで避ける。
あぶないよ!
「くぅ!《光化》!」
光と同じ速さで移動できる《光化》を使ってオークから離れる。
「びーむ
3つビームを出すと、2つ避けられて、残りの1つを弾かれた!
「ブモオオォォォォオ!!!!!」
「みゃあぁーー!!?!?」
斧がすごい速さで飛んでくる!ひぃ!怖いよぉ!助けて!!
「みょん」
「《
死ぬ!って思ったら、たなかお兄ちゃんとすいかお姉ちゃんがみつの前に立っていて、たなかお兄ちゃんが斧を軽い調子で止めて、すいかお姉ちゃんがスキルでオークジェネラルを倒した!
かっこいい………
「だいじょーぶかぁー?」
「怪我はない?大丈夫?」
2人がこっちを向いて、みつを心配してくれた。
「うえぇ、こわかったよぉ!お兄ちゃんもお姉ちゃんもかっこよかったよぉー!!!」
安心して、すいかお姉ちゃんに抱きついた。優しく受け止めてくれた。
「よしよし、よく頑張ったね、光ちゃん」
「偉いぞぉ〜?ヨーシヨシヨシヨシ」
たなかお兄ちゃんが目一杯頭を撫でてくれて、すいかお姉ちゃんが優しく背中をさすってくれた。
2人とも、かっこいいよぉぉぉ!!!
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