ひーはー

 うーん良い天気!雲一つない太陽サンサン。眩しんだよあほんだらー。


「おっはー……」


「おうおうおはよう」


 はちゃめちゃに眠そうな水禍が目を擦りながら挨拶してくる。だーからいったんだよはよ寝ろって。昨日は「友達の家に人生で初めて泊まるんだ!」とか言ってずっと馬鹿騒ぎしやがって。昨日は水禍が駄々こねまくって俺の家に泊まったんだが、俺と水禍、2人屋根の下何か起きるはずもなく。いやまあ起きては居たけど。てか寝れなかったって言うか水禍がうるさすぎたって言うか。


「もったく、朝食はできておるぞ」


「ワァァ…」


 脳が溶けてやがる。




「たなかっち卵焼き上手すぎね?」


「舐めるなよこの卵マスターを」


 月に消費する卵の量は最低90である!…アホほど栄養偏ってるはずなのに、健康診断じゃ理想的なくらいに健康だって言われたの、ふしぎ。


「1500円でも買うくらい美味しいよ。どうなってんの?」


「愛の成せる技なんじゃろ。知らんけど」


 笑いながらテキトー、っつってるすいかっち。

 はっはー!うまそーに食ってんなぁ!


「そうだ、たなかっち。お昼に私のお迎えが来るからさ、ついでだし一緒に乗ってよ」


「またあの長黒車かい?」


「いや、普通車」


「りょーかいりょーかい」


 何しに行くのカナ。

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