亡国のエルドラド
蓮太郎
あらすじ
【あらすじと世界】
【あらすじ】
東方の地シバの小領主メジトは、息子のサシャを帝国ガイアへ人質に出す代わりに、自国の領土保全を図っていた。
西方では、カリスマ的指導者オグマのもと、新興国家ガラリアが力をつけ、東方への進出を狙う。
〝へそ〟と呼ばれる中央は古来より戦略的緩衝地帯とされ、世界は〝へそ〟の存在によりパワーバランスを保っていた。彼の地の占有は、世界に大厄災アヴァリスを引き起こすという。
初春のとある日、ガラリア領内で一枚の金貨が発見される。
オグマは叫んだ「これは、黄金の国エルドラドの金貨だ!」
エルドラドの金塊を巡って各国が緊張を走らせる中、メジトはサシャを使い、ガイアへの諜報活動を開始する。
メジトの目的は、金塊争奪戦にガイアを参戦させることであり、その隙をみてクーデターを実行することにあった!サシャは、メジトから「大義のためにすべてを欺くのだ!」と命じられる。
ガイア帝国、皇帝シグルドは、サシャと新人諜報官メロウに、エルドラドの金塊調査を命じる。
はたしてエルドラドの金塊は、存在するのか。
この世界の覇権は誰が手にするのか。
世界が不穏な空気に包まれる中、金塊を巡るサシャの冒険が始まろうとしていた!
【世 界 観】
〇東 方
安定と平和の地。歴史と伝統を重視する。原則、身分と職業は生まれた家に固定される。国民気質は華美を好まず、真面目で勤勉。帝国ガイアは600年の歴史と伝統を持つ。武芸と魔法訓練を奨励し、帝国民の戦闘能力は総じて高い。
職業と身分
家には、〝職業に紐づいて身分がある〟といった伝統的な考えがある。そのため、自己紹介の際は、必ず職業を先に、身分を後に名乗る。
・『政策と貴族』の家
王侯貴族。国家のエリート階級。
共通家訓は「規律と模範」
・『祭事と神官』の家
国教ゴッドライトアーリアの神官。
共通家訓は「癒しと寛容」
・『武芸と職人』の家
ものづくり職人。警察でもあり、戦争の際は陸兵を兼ねる。
共通家訓は「忍耐と強さ」
・『諜報と農民』の家
農業に従事。国民の大多数を占める。諜報活動も行う。安定した食料自給のため兵役の義務がない。
共通家訓は「誠実と信頼」
・『海賊と商人』の家
商業活動、西方貿易に従事。
最も卑しい身分とされ、移民や元犯罪者が多い。海賊として外敵からの海洋侵入を防ぐのみならず、敵国領内での略奪行為も認められている。
共通家訓は、なし。
〇西 方
変化と戦乱の地。
自由な気風。身分という概念はなく、職業も各々である。富も名声も実力次第。
国民気質は派手で享楽的。競争を好む。
中心地は、巨大歓楽街「夜の蝶」。
各都市が独立した領邦国家で、盟主は選挙で選ばれる。
国民気質は派手で享楽的。競争が苛烈で争いが絶えない。
合理主義のため戦闘訓練は好まず、魔導兵器が広まっている。
現在は、新興国家ガラリアが盟主となり各都市を束ねている。
獅子の戴冠
盟主は、獅子王〝ライオンハート〟の称号を得る。「夜の蝶」の支配者となり、富も名声も、美女も、西方のその全てが獅子王のものである。
〇中 央
〝へそ〟と呼ばれ、東方、西方の戦略的緩衝地帯。
東方、西方それぞれの門番により封印されている。
東方と西方が交わるとき、大厄災「アヴァリス」が起こるとされる。
黄金文明エルドラド伝説の地。
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