第10話 寄り道
マンションの前に
先客
ならぬ
先輩
早めに出て
待っててくれたって事?
それって
1歩前進って事?
「おはようございます」
僕は至って冷静に
……でなんて
いられるわけがない
1歩目に照れる
2歩目は痺れる
3歩目、4歩目……
有頂天の嵐
1歩1歩がファンシー
なんて
先輩にテレパシー
まだ学校に着かないのに
先輩が止まる
どうしたんだろう?
すると
「帰りはここに寄ろう」
何度も通り過ぎた
喫茶 杏
なんという事だ
初の寄り道
初恋も寄り道
が必要
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます