入院中の妻
いつもどおり、愛する妻に「来たよ」と告げ、口づけ。
ニコニコと嬉しそうな顔になる。
妻のベッド際で、ふと思い至り、先に来ていた義母に尋ねる。
「お義母さん、いつも何時ごろに来られてるんですか?」
「んー…8時くらいかねぇ。」
「え!?」
てっきり、面会時間は早くても10時以降でなければならないと思っていた。
「8時なんて早い時間に来てもいいんですか!?えっそんなのずるいです!!俺も8時に来ます!!」
「あら。無理しなくていいんだよ?あんたは仕事もあるでしょう。」
「いえ!俺が妻に会いに来たいので!!」
そういうと、義母は嬉しそうにうなづいた。
「そうかい。じゃあ、明日からは一緒に来るかい?」
「はい!」
これで、明日からはもう少し長く一緒に入れる。
そう思うと、とても嬉しかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます