新しい年編 その11 3人でお風呂の中で・・・そして朝チュン

※ご注意・このお話には少々、否、多大にエッチっぽい内容が含まれています。

『エッチなのはダメだと思います!!』という方はご注意下さいm(_ _)m


―・―・―・―・―


裸の美女を目の前にして俺が取れる行動、もしそれがあるとするならば・・・それは『ガン見』ではないだろうか?

ガン見、目を皿のように見開いてのガン見。

最初に目が行くのはもちろん大きさも形も違う2人の胸部装甲、通称・おっぱいである。


数値的なサイズは出会った当時から知っていたがいつもは着痩せというか少々強めに締め付けられてその偉大さを発揮できないでいたメルちゃんのおっぱい。

そしてそれよりは小ぶりではあるものの十分な質量を保持しつつこちらも型崩れなど一切おこしていないサーラ嬢の美乳。

もちろん2人とも突起物は淡い色合いを発している。


突起物、そしてそれを包み込むリング部分、通称・乳輪部分はサーラ嬢の方が心持ち大きめか?

おっぱいの下には毎日の稽古で鍛え上げられた腹筋、否、おなか。あれだけ鍛錬を積んでいるにもかかわらず女の子らしい丸みを残している腰回り。

そこからゆっくりと視線を落とすと・・・。


完全に解析モードでじっくりねっとりと『美しさだけでなく機能性も兼ね備えたおっぱい、引き締まっていて尚柔らかさの残るお腹、さらに咲き誇る一輪の花の花弁』まで凝視する俺、そしてそれが恥ずかしかったのだろう2人は身体まで真っ赤にして俺が膝立ちになって浸かっていた湯船に飛び込んできた。

何故俺が膝立ちなのか?いや、普通裸の女の子が入ってきたらこんな感じになるだろう?少しでも近くで見つめていたいと思うのは男の性(サガ)ではなかろうか?


確かにさ、湯船に入ったら裸は見えない・・・事もないな、少なくともおっぱいは見えてるし。うん、視点がクオータービュー(斜め見下ろし)になったから少し見辛くはなったんだけどね?

・・・ここって一般家庭のお風呂と比べれば広めとは言えメイドさんの寮に作った多人数用の浴槽じゃないじゃないですか?


そこに3人はいくらなんでも狭いといいますか、メルちゃんは俺の後ろから抱きつくように、サーラ嬢は俺の前から抱きつくように、いや、サーラさんはお身体を見られたくないのか見せたいのかどちらなのかな?

夢にまで見た『ダークエルフサンド』はまだ未体験であるのに予想だにしなかった『女騎士様サンド』爆誕の瞬間である。


「閣下、閣下の閣下が真っ赤っかな感じで噴火しそうであります!」

「ちょっとおっさんじみたシモネタ止めてもらえるかな?」

「えっ?どうなってるの?」


てかサーラ嬢、やっぱり恥ずかしいんだね?だって完全に混乱状態だよね?

あとメルちゃん、後ろから覗き込んでるよね?おっぱいが当たるとか言うレベルじゃなく押し付けられて完全に変形(トランスフォーム)してるよね?

そして背中に当たる突起物の感触。そりゃ噴火しそうにもなるわ!・・・なぜだろう、何となく噴火はマズイ気がする。

もうね、俺、死ぬまでこのままお風呂に浸かっていたい・・・でも悔しい・・・湯あたりしちゃう・・・ビクンビ


「あっ、閣下の閣下が少し動きました!?」

「えっ、それって動くの?ど、どんな感じで?」

「詳細を口に出して報告するのは止めなさい」


いろんなところに血が登ってそこそこ倒れそうな俺。さすがにこれ以上お湯に浸かってると倒れる・・・。


いいか?


『女の子をガン見した者は女の子にもガン見される』


これ、覚えておいたほうが良いぞ?

湯船から立ち上がり洗い場に移動しようとすると


「かっ、閣下、目の前に、目の前に閣下が!!立ち上がられた状態の閣下の閣下が!!」


あわあわしてちょっと『窓に!窓に!』みたいになってるサーラ嬢。

そりゃ向かい合って座ってた俺が立ち上がったら顔の前にソレが『参上仕った!』するのは当然だろう。それもこっそりとネス湖で引きこもってる様な奴とはわけが違う勢いの、例えるなら宇宙怪獣キング○ドラ状態のソレが!!


もちろん3本に分裂しているわけではないので念の為。

そして男的には前から見られるよりも後ろから見られてる事の方が恥ずかしいわけで。お尻に力を入れてメルちゃんにブラックホールが見えないようにしっかりと防御しなければならなかった。

いや、無理だわ、括約筋に力を入れた状態では湯船をまたげないわ。

頑張って!括約筋なんでしょ!もっと活躍してっ!


洗い場に座り身体を洗おうと石鹸を泡立てる俺。


「ハリス、身体は私が流してやろう。そもそも背中を流しに来たのだからな」

「私も!私もお身体流します!」

「そう?じゃあお願いしようかな?」


石鹸をサーラ嬢に渡す。・・・どうしてこの子はタオルではなく自分の身体を、いや、体というかおっぱいを泡立てているのかな?


「では失礼いたします!」

「まて、サーラ、それはどう言う状況なのだ!?そもそもどうしてお前の身体をハリスに擦り付けようとしている!?」

「えっ?メルさん知らないんですか?男の人の身体を洗う時は胸を使う・・・らしいですよ?」

「ほ、本当に・・・?いや、おかしいだろう、そんな話聞いたことがないぞ?タオル、体を洗うタオルがそこにあるじゃない?ハリス・・・サーラの言っていることは本当なの?」


「・・・本当だ」


いや、俺に聞かれても『YES』か『はい』か『ありがとうございます』以外の答えなんて出てくるはずがないじゃないですか?

こんなサービス今回を逃したら二度と受けられないと思うし?


「しょうがないので私は背中を担当しますね!メルさんは一応先輩にあたるので涙を呑んで前をお譲りします!」

「はぁっ!?い、いや、前?背中を流しに来たのに前も洗うの!?」

「当たり前じゃないですか。メルさんはお風呂で背中しか洗わないのですか?もちろん腕と足と・・・その、閣下の本体も丁寧に洗いますよ?」

「は、ハリスっ!?本当か?本当に背中を流すとは全身を洗うことなのか!?その、おち・・・本体もなのか!?」


「・・・本当だ」


乗るしか無い!この泡泡に!!

あと俺の本体はピンポイントにそこ単品ではないから人を性獣の様に言うのは止めていただきたい。

いや、もうね、美人女騎士2人に挟まれておっぱいで洗われるとか意味がわからない。

それもあれだよ、メルちゃん、俺の膝の上にのって動くじゃないですか?そしてお互いに泡泡じゃないですか?


それでそれな部分がツンツンと触れ合うんだよ!むしろメルちゃんが足を滑らせたりしてもう少し腰を落としちゃったりしたら・・・。

これってもう卒業したって事でいいんだよね?だって昔マンガでその様な感じの事を読んだ覚えがあるもん!ロクな本読んでねぇな俺。

あ、顔もついでに洗ってもらえます?そう、もういっそのこと2人で挟みこむ感じで・・・おおう・・・とても、とても柔らかくて幸せです。


「メルさん、腕と足はこうやって・・・んっ・・・太もものっ、間に挟んで・・・ぜんっごにっ、う、動いて洗うらしいですよ?」

「はぁぁぁぁぁっ!?!?いやいやいやいや、おかしい、それは絶対におかしい、知らなくてもわかる、有り得ない、そうだよなハリス!?」


「・・・本当だ」


真っ赤な顔で一生懸命腕と足を洗ってくれる2人、最高以外の言葉が見当たらないんだけど?これからこのお屋敷を『天国に一番近い場所』いや、今の状況を端的に表現するために『泡の国』と呼ぶことにしよう。

何その名前、男爵領に凄まじい風評被害が発生しそう。

ついでにお屋敷の前に『女騎士館(メキシカン)』の看板も添えておくか。


うん、ト○コ共和国に続きキルシュバウム王国からも遺憾の意が発射されそうだな。

そしてこの状況で『発射』って言うともう完全にソレじゃないですか?

あと『不謹慎』と『お○ん○ん』は発音が似てると思わない?って話を少し前にもしたような記憶が。してない?気のせいだったか。


てか途中でサーラ嬢が小刻みに震えたかと思ったら力なく、くたっと倒れ込んできた。もちろん俺はその身体をそっと顔と腕で受け止める。

メルちゃんが『えっ!?残りの部分私一人で洗うの!?まだ本体が残ってるんだけど!?!?』みたいな顔になってるけど・・・もちろん俺は止めたりはしない。

と言うよりもそろそろメルちゃんも限界に近い・・・あ、限界だった。


うん、2人ともくたってるし?彼女たちが自分でお身体を洗えないならしょうがないね?お礼と言っては何だけど次は俺が隅々まで2人を洗ってあげるからね?


「・・・は、ハリしゅっ、掌の上で石鹸を泡立ててるみたいだが・・・タオルは使わないのか?」

「男が女の子を洗う時は掌だけで洗うものなんだよ?」

「そ、それは本当か?サーラ?・・・サーラ?」

「・・・本当だ」

「いや、私はサーラに聞いたのだ!どうしてお前が答え・・・あっ、ダメ・・・くすぐった・・・」


2人ともねっとりこってりと泡泡にしてやった。



うん?お風呂上がり?サーラ嬢だけじゃなくメルちゃんも完全に足腰が立たないくらいクタクタのヘロヘロになっちゃってたからちゃんと拭いてあげた。

拭く時もバスタオルを使わないで手で・・・とか思ったけど手で拭くとかちょっと自分でも何をしたいのかわからないので普通にバスタオルを使いました。


そして2人にはもちろん新しい下着をプレゼント!

両足を抱え上げながらもちゃんと下着とパジャマを着用させた後に1人ずつお姫様抱っこでお部屋に連れて帰ったよ?

もちろん下着はレースの清楚な感じの白の上下でパジャマはポワポワした感じの可愛いやつ。

白いポンポン(真っ黒くろ○けみたいなアレ)が付いたピンクのポワポワしたパジャマ、非常にDT男子が好きそうなヤツである。

つまり俺まっしぐらな感じだ。


てかさ、メルちゃんなんだけどさ。・・・下半身の茂み、アンダーな部分にヘアーが無いんだ。

ほら、最初に花弁の話をしたじゃないですか?普通なら茂みで見えないよね?

肌触りもナチュラルだし処理してるとかではなく最初から無いんだと思われる。

今度サーラ嬢もミヅキに頼んでツルツルに・・・いや、でも有と無の2人のコラボレーションも捨てがたく・・・くっ、アリやナシや、俺は、俺はどちらを優先すればいいんだっ!?


てかこの時点では俺の部屋じゃなくてそれぞれのお部屋にちゃんと運んだんだよ?

力の入らない女の子を自分の部屋に連れ込んで無理やりなんて・・・そんなのただの獣じゃないですか?

散々お風呂で2人の身体をまさぐっておいていまさらだけど。

ならどうして俺の部屋で2人が全裸なのか。


・・・それは夜這いをかけられたから。

夜這いって言うか何かこう愛しくなったと言うか切なくなったと言うかそんな感じで我慢出来なくなって部屋に来たみたい。

技名で言うと『刹那五○雨撃ち』だと思いました。せつなさ、みだれうち。

そして部屋に自分から来てくれた女の子に閉ざす扉など俺の心には存在しないのだ!


いや、昨日は俺もこの2人も少々どころではなく多大に精神状態が不安定だったのは否めないんだけどさ。

何と言いますかこう、雰囲気と気分の高揚と・・・2人のストレートな優しさに酔ったといいますか・・・。


もちろん言い訳しなきゃならない様なやましさなんて心に一切ないんだからねっ!

ちゃんと気持ちを伝えあう前にそういう感じになったこと以外は!

なにそれやましさしかねぇじゃん・・・。


そしてその結果が・・・3人そろっての朝チュンである。

2人を腕枕して就寝状態である。全裸で。


『DTが初体験から3人プレイとか正気か!?』と言われそうだが・・・正確には俺、まだDTのままなんだよなぁ。

カンストしてる器用さのステータス、そしてJAPANでの書籍や動画での予習効果、さらに自分の集中力を甘く見ていた。


気付いたら2人とも幸せそうな顔で全身ベッタベタにして白目をむいて軽くケイレンしてたんだもん。

その状態で欲望のままに襲いかかるとか小心者代表の俺には無理だ。

ちなみにベッタベタの内訳はご本人のお身体から出たアレやソレやと俺の唾液。

そう、前戯のみで何度も達してらっしゃる2人と取り残された俺だったと言う。

もうね寝る前にシーツどころかベッドごと交換が必要な状況だったからね?


「・・・んっ・・・」

「おう・・・おはよう?」

「えっ・・・ハリス・・・?ふふっ、どうしてお部屋にハリス・・・えっ、へっ、キャッ!?・・・あ、ああ、あああ!?」

「どうどう、落ち着け落ち着け。昨日の晩はお楽しみでしたね?」


「なっ!?あ、あれはお前がっ!!違うのだ!!私はサーラとは違ってあんな、あんなふしだらな女ではないのだっ!!」

「んぅう・・・私のこと・・・呼びましたか・・・?あ、閣下・・・」


ほっとくと泡泡・・・じゃなくてアワアワしてるメルちゃんが騒がしくなりそう、そして今は静まっている俺の相棒がまた元気になりそうなので名残惜しくはあるがベッドから起きることにしたのだった。


―・―・―・―・―


普通の回の倍くらいの文字量ですがエッチ回の分割なんてしたら読者様によるワッフルの大量注文が発生しそうなので長いままです!(笑)


ベッドでのあれやこれやは・・・カクヨム様の度量の広さ(性的な意味で)が不明なのでサラッと流してしまいました・・・が、実はガッツリと書いてあったんだよ?

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