メリークリスマス♪ その1

クリスマスと言えば『ヒロインの女の子とイチャイチャする閑話を投稿する』のがこの業界のお約束なので(?)慌てて追加更新いたしました!!

そして『この子』は果たしてヒロインなのだろうか?


続きは19時予定です♪

まぁ続きって言うかまだ出来てないんだけどさ・・・ちゃんと時間までに書きあがるといいな・・・。


―・―・―・―・―


のじゃ!みんなのあいどるミヅキなのじゃ!!


・・・あやつに他の者に挨拶する時はこう言えと言われたが皆が生暖かい視線を送ってくるのは何故なのかの?そしてあいどるとは何ぞ?

まぁいいのだ。あやつはあの狭くて窮屈なクソ忌々しい岩の中から出してくれたのだからな!可愛い我儘の一つや二つ快くかなえてやるのが神の勤めなのだ。



我の朝は早い。何故ならばあやつと一緒に起きないと朝の供物(朝ごはん)が貰えないからな!

うむ、人の食事というのも中々悪くはない物なのだ。だって色んな味がするからの!基本、食事は絞め殺して丸呑みだった我が言うのだから間違いない。

朝の供物の後は・・・もちろん二度寝じゃの。

だってあやつがどっかに行ってしまうからの。

早い時は昼頃には戻って来るが遅い時には夕餉まで戻らぬ。・・・暇なのだ。


暇な時は何をしているかじゃと?もちろん・・・寝ている。だって我、神だからな?特にすることなどないのだ。

まぁ最近は出かけるときはたいがい付いて行くけどな!あやつが一人だと寂しそうな顔をするからの。仕方ないのじゃ。

もうこれはほぼ番(つがい)と言っても良いのではなかろうか?

・・・ふむ、齢(よわい)3000を超えて我にもとうとう春が来たと言うことか。


しかし、しかしなのだ!あやつは我のことを子供だと見くびっておる様子。我、これでも随分前から産卵出来る歳なのだからな!!

・・・いや、そもそもヒトガタの時は卵を産むのかどうかはわからんがの。

そ、その、あれじゃろ?人とは子を人の形で産むのじゃろ?さすがの我も経験不足でよくわからんのだ。


まぐわい?まぐわいはほら、そんなに変わらんじゃろ?身体をこう・・・絡めあって締め付け合う感じで・・・。残念ながら経験は無いのだ。

ああ、でも締め付ける時は身体全身を巻きつけて締め殺・・・締め付けるのではなく、両腕と両足を絡みつかせて(ピー)の入った(ピー)を締め付けるのだと書物で読んだことがあるのだ!!

・・・(ピー)を締め付けるとは・・・はたしてどうすれば良いのだろう?

今度ヴィオラとか言う小娘に聞いてみるのだ。


まぁ(ピー)の話は一旦置いておくとして、我の扱いの話に戻るのだ。


そう、この全ての美の体現とも呼ばれる白蛇神の我をもってしても未だにあやつを魅了しきれて居ない事実。

どう考えても我儘な子猫か子犬、良くて親戚の家の姪っ子くらいにしか思われていないという理不尽・・・。

そもそもあやつ、褥(しとね)を共にしておると言うのに一向に我に手出しをせぬのはオカシイのではなかろうか?

ほぼ毎日、寝起きに(ピー)が(ピー)しとるから不能では無さそうであるが・・・かと言って衆道のだぐいでは無いようであるし・・・解せぬのだ。


という事で我、観察した、思いっきりあやつの行動を観察した。

そして気づいた事実。


そう、あやつはどうやら『年増好き』らしいのだ!!

うむ、それならこの世の全ての愛らしさを兼ね備えた我に手を出さぬのも納得できる話・・・いや、納得出来るか?年下と年上は別腹ではないのか?

我、子牛(の肉)も普通の牛(の肉)も大好きじゃもん。

ああ、あの艶(なま)めかしいピンク色をしたろーすとびーふ、想像だけでよだれが・・・今晩にでも作ってもらうのじゃ。


よし、ここは一度ちゃんと確認しておくのだ。

ちょうど今晩はまた村の人間を集めて『肉を食べる会』を開くらしいからの。





さて、年末である。そう、年末なのだ。特に繰り返し強調するほどのことでもないな。

一応日にち的には12月24日。この世界には救世主教的な宗教もないし赤い衣服の奇人も居ない・・・いや、赤い衣服の鬼神は居たな。それも知り合いに。

まぁあれだ、クリスマス的なイベントは存在しないのだ。

でもほら、なんとなく日本人として騒ぎたいじゃないですか?

『メリークリ○○ス!』とか最近おっさんでも言わない様な寒いギャグもカマしたいじゃないですか?


なので北都よりは随分と過ごしやすいけどそれでも海風が吹くのでそれなりにクソ寒い中、急遽体育館みたいなデカイ箱モノ(壁と天井だけ、後でまた回収する)を建てて大量に暖房の魔道具を稼働させてバーベキューなのである!!

年末の忙しい時期にそこそこ迷惑な奴だな俺。

いや、最果ての村だし年越しの準備とかそんなに無いのかな?

まぁ集まった領民は特に気にしていないようだし大丈夫だろう。

・・・お酒を飲む方の一気も飲まない方の一揆も禁止だからな?


あ、あと帰りには暖房の魔道具は一家に一台持ち帰っても良いものとする。

食事終わりには給料の3回目の配布と毛布や年越し用の下着や衣服の販売会も予定してるからな?季節的に外套も必要か。

てかさ、ここの領内の給金、仮想通貨レベルの上昇率なんだよね。

さすがにこれ以上は早々増えないと思うけど・・・バブル崩壊にだけは注意しておかないと危険である。


魔道具に使用する魔水晶はお求めやすい値段で販売中なのであそこのエロ・・・偉いメイドさんから買ってくれ。

てかさ『あそこのエロいメイドさん』これってふたつの意味に取れるよね?

『あそこ(あの場所)に居るエッチなメイドさん』と『あそこ(あれでそれでこれな身体の一部分)のエッチなメイドさん』。

まぁあれでそれでこれな身体の一部分はだいたい男でも女でも全員がエッチな部分だから意味的には前者一択なんだけどね?


てことで第二回バーベキューパーティである!!

肉、肉、肉、海老、肉、肉、肉、貝。

そして今回はなんと!!甘いものもご用意いたしましたっ!!

て言っても焼き菓子だけどね?さすがに100人超えの人数分ケーキを用意するとか思いつきだけのイベントでは労力的に無理・・・。


ミヅキのリクエストで今回の俺はステーキを焼く係ではなくローストビーフを切り分ける係なのだ。

個人的には分厚いより薄く切った方が食べやすくて好き。

うん、バケツ幼女(ララちゃん)は相変わらずよく食べるなぁ。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る