異世界ドイツ帝国 ~”もしも”ドイツ帝国が第一次世界大戦で勝利していたら?~
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第1回 ドイツ帝国とはどんな国だったのか
みなさんはこんなことを考えたことはないですか?
「"もしも"第二次世界大戦で日本が勝っていたら...ナチスドイツが勝っていたら...」
まあこんなことを考えるのは一部の歴史好きだけでしょうが
そういう人たちでもあまり深く考えたことのない
「"もしも"ドイツ帝国が第一次世界大戦で勝っていたら...」
これを少し考えていきたいと思います
ドイツ帝国とは?
ドイツ帝国は1871年に成立し1918年に滅亡した帝国です
もともとドイツはドイツ帝国成立前は小さな王国が乱立する地域でした
そこで一番力を持っていたのがオーストリア帝国とプロイセン王国です
この2か国はドイツでの勢力圏を巡って2回ほど大きな戦争をしました
結果プロイセン王国が成立し1871年1月18日にヴェルサイユ宮殿の「鏡の間」
でドイツ諸侯に推戴される形で当時のプロイセン王であるヴィルヘルム1世が
ドイツ帝国の初代皇帝となります。この「ドイツ統一」には外交面では
ビスマルクが、戦争面では近代ドイツ陸軍の父と呼ばれる大モルトケ元帥が
協力しこの「ドイツ統一」を成し遂げました
第一次世界大戦とドイツ
ようやく本題に近づいてきましたね!といってもまだもうちょっとだけ
喋るので本題は次回になりそうです...
さて第一次世界大戦前のドイツ帝国はまさに「列強」そのものでした
建国からドイツ帝国崩壊までの47年の間にの間にドイツの産業、技術
、科学は世界でもトップクラスであり、当時世界で最も多くのノーベル賞を
獲得し世界第二位の経済力がありました。
さらには外交でも「ビスマルク外交」と呼ばれる巧みな外交術で戦争を回避
していました。しかしそんなドイツにも大変革の時期訪れます。
ヴィルヘルム1世の死です。
彼の跡を継いだのはフリードリヒ3世でしたが彼は3か月後には死去してし
まいます。このことから彼は「百日皇帝」とあだ名されています
フリードリヒ3世の跡を継ぐのは彼の息子であるヴィルヘルム2世です
29歳でドイツ皇帝、プロイセン王に即位すると最初にやったことは祖父の
時代から宰相を務めるビスマルクの解任でした。
最初こそ彼はビスマルクを尊敬していましたが時がたつにつれて次第に
意見が対立しビスマルクを解任し自らが政治を行うようになりました
要するに皇帝が独裁を始めました
しかし彼は失言が非常に多く
イギリスに味方するといった次に日にはロシアに味方する的なこと繰り返し
ていました。これだけでなくビスマルクの解任によって他国との外交がうま
くいかず、気が付けばドイツはほぼ全方位に敵を作っていました。
次回はドイツ帝国の開戦後や戦後世界はどうなったかを考察していきたいと思います
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