第71話 遊ぶのです。
おはようございます。
前世でも現世でも、僕は子供が好きです。
しかし、前世での僕は、子供に声をかける度に事案になっていました。
………お巡りさん……怖い………。
一体何がいけなかったのでしょう?
現世はうまくいくことを願う僕は……元王子ことユーラです。
オアシス生活336日目。
新しく来た家族達もここでの生活に慣れてきたようです。
うんうん。いいことだよね。
3人家族のところの子供……カリンちゃん。
可愛らしい犬の耳と尻尾を持った4歳児。
桜花さんとも年齢……体格が近いせいかよく一緒に遊んでいます。
遠くから見守っていても、2人の可愛らしさが爆発しています。
さてこのオアシスでは、朝と昼は仕事の関係で別々ですが晩御飯だけは全員が集まってとります。
その際、桜花さんは僕の膝の上に座って一緒に食事。
正直……食べずらいですが、桜花さんの機嫌が良いので特に何も言いません。
………そんな桜花さんを見てカリンちゃんが「ずるい」とよく言っています。
それに対しての桜花さんの言葉は………「妾の専用だからダメなのじゃ。」……とのことです。
いつのまにか、僕の膝の上は桜花さん専用になってしまっていました。
とは言え、一応領主です………民の反乱は怖いので、左の膝に桜花さん。右に膝にカリンちゃんを乗せてあげる。
両手にようj………美女で嬉し限りです。
桜花さんがちょっと不満そうですが……こればかりは仕方がない。
領主は民に媚を売ってなんぼなのだから……。
そういうことだから……カリンちゃんのお父さん……そんな怖い目で僕を見ないで!!
他の子供達とも仲がいいです。
18歳の少女 ノノン、15歳の少年 バート、12歳の少女 セナ、9歳の少年 マイク、5歳の幼児 ロング、4歳の幼女 カリン。
15歳以上の子供達は、大人の仕事を手伝っているのでなかなか一緒には遊べないでいる。
その分、仕事の時に色々とお話をします。
先日は年少組で鬼ごっこをしました。
もちろん僕も加わる……子爵とは言え、まだ12歳……前世の記憶があるから大人っぽく見られる? が、実際はまだまだ子供なのだ。
奇声をあげ、笑いながら走り回る……ゼェーハーゼェーハー……あっ!!
はっとして周りを見る………働いている大人達から優しい視線を頂く……うん。明日はちゃんと働くね……。
こんな感じで子供子爵は、今日も領地運営を頑張るのだった。
《備考》
オアシス生活336日目 11
※追放から354日
・『忘れられたオアシス』住人
▶︎ユーラ
▶︎桜花さん
▶︎ルーディア
▶︎フクロウ族 9人
▶︎人夫達家族(4家族) 14人
▶︎冒険者 8人
・植林の内訳
合計植林 2534本(2534/2560)99
【忘れられたオアシス】2159本
▶︎桜 1本 ▶︎りんご 50本
▶︎梨 43本 ▶︎カカオ 20本
▶︎桃 43本 ▶︎茶の木 43本
▶︎柚子 43本 ▶︎みかん 20本
▶︎山椒 43本 ▶︎クローブ 20本
▶︎グミ 20本 ▶︎オリーブ 43本
▶︎ビワ 10本 ▶︎ナツメグ 43本
▶︎アボカド 10本 ▶︎シナモン 43本
▶︎コーヒー 10本
▶︎ナツメヤシ 10本
▶︎アーモンド 10本
▶︎ブルーベリー 10本
▶︎サトウカエデ 10本
▶︎グレープフルーツ 10本
▶︎葡萄(甲州) 100本
▶︎城(ベンガルボダイジュ)840本
▶︎防風林(ポプラ) 573本
▶︎生垣(セイヨウヒイラギ)90本
▶︎労働力(椚木) 30 本
▶︎護衛隊(ハナミズキ) 70本
【常夜の森】276本(自然樹のトレント化を含むと561本)
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