エピソード21 魔法生物と仲よくなろう!
スズカワサトシ先生
スズカワサトシ先生、執筆快調!
「と、いうわけで」
なんでか葦原が俺の家の台所でカップ焼きそばにお湯を注いでいる。
「栞さんが煮詰まってきたからな。ここは俺だな」
いやさ、二人がうちに来るのはいつでもいいんだけど。
「煮詰まった栞さんに持っていくのはカップ焼きそばでいいのか?」
なんかこう、かわいい紅茶とかじゃないのか。
「いやこれは、叔父さんよ」
「あ、そうだな」
なんだか昼を抜いてパソコンに向かっていたのだ。めずらしく休みだった土曜の午後に。
「どうなってるのよ〈白の地〉」
さっき昨日更新した分を読んでいたけど、馬車に乗ってる三人組がなにか突破口になるのかねあれ。
「〈赤の竜〉がなんかしなくてもさあ」
「ん?」
「鈴木邸は十分〈白の地〉に侵食されていて、現実世界への広がりを十分食い止めているよな?」
「……まあなあ」
最近、日曜は家で待機してることのほうが多いしな。〈白の地〉がらみで、変なやつ来たら事だからなあ。
「ところでグレンさんどうしたよ?」
あれ、そういえば。
さっきから見ないな。
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