桜雷町の水は清潔です。

なぜなら、水道水（すいどうすい）に塩素（えんそ）を入（い）れて消毒（しょうどく）してあるからです。

でも最近（さいきん）、水守のソラのもとに「水が美味（おい）しくない」「塩素を入れるようになってから、どことなく元気（げんき）が出（で）ない」といった声（こえ）がとどくようになりました。

そこで、ソラが塩素について調（しら）べると、こんなことが解（わか）りました。

☆ソラのリサーチ☆

塩素は、水道水にふくまれる「菌（きん）」を殺菌消毒（さっきんしょうどく）してくれる、ありがたいもの。

その一方（いっぽう）、塩素をたくさん入れすぎると、健康（けんこう）を維持（いじ）してくれる(守（まも）ってくれる)「良（よ）い菌」も殺（ころ）してしまい、さらには、体（からだ）の細胞（さいぼう）まで壊（こわ）してしまう。

という事でした。

父からそのことを聞いたアンは、さっそく家の水道水を調べます。

塩素の試薬（しやく）を買（か）ってきて、コップの水に数滴（すうてき）たらすと、どうでしょう？

透明（とうめい）の水が、きれいなピンク色（いろ）になり、塩素がしっかり入っていることがわかりました。

それから、森山家では「お水会議（かいぎ）」がひらかれ、その結果（けっか）、ソラ、ルリ(母（はは）)、アンの満場一致（まんじょういっち）で、蛇口（じゃぐち）に浄水器（じょうすいき）をつける事になりました。

❀AQUAの問い❀

『あなたが毎日飲（の）んでいる水は、どんな水ですか？』

家族や友だちと話し合ってみて下さい。

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