『 桜雷町のゆらい 』

『ビカビカ ゴロゴロ ドーーーン!!』


それはそれは大昔おおむかしのこと。

アンのむ町のおかの上に、おおきなかみなりがおちました。



『なんぞや!なんぞや!』

村人むらびとたちが、雷のおちたところにいくと、けこげたあとにちいさなさくらえていました。


その桜は、盆栽ぼんさいほどの大きさで、満開まんかいの花をかせています。



童木わらべぎでえ たんと花さつけて不思議ふしぎよの~』

人々ひとびとくびをかしげていると、


『この桜は、雷様かみなりさままれわりじゃ!』

長老ちょうろうは言いました。


すると村人たちも、そうだそうだとうなづきあい、この出来事できごとをたいへんよろこんだと言います。



それから人々は、桜の木を「桜雷様おうらいさま」とよぶようになり、ほこらをたてて大切たいせつにおまもりしてきました。


いまでは、樹齢じゅれい2000ねんとも言われ、たかさは見上みあげるほど、みきもりっぱな大木たいぼくになりました。



❀AQUAのい❀ 



『あなたの町の由来ゆらいには、どんな物語がありますか!?』



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