学校一番の美少女が授業中メールをしてくるんだが?!

椿

第1章 出会い

著者.梅宮蓮


僕は毛利 涼(もうり りょう)この浦和第3高校の1年だ。

今年入ってきたばかりだ、僕はいわゆる隠キャにあたる人物であろう。

まぁ、隠キャでも何でもいいのだが隠キャだからって雑用をやらされることには少々、 いや、 結構怒りが耐えられない。


中学校時代は最悪だったな、、

この学校ではそれが無いことを祈る


正門をくぐり教室にはいる

[席は自由に座ってください]

と、黒板に書いてあった。


僕は後ろの廊下から一番反対側の窓側に入った。

廊下側だとうるさいやつが別の教室から、うるさい生徒が通るからだ

うるさい生徒は真ん中らへんに集まるからだ

(※個人の感想です)


そして、静かにホームルームが始まるまで本でも読もう。


鳥の声が静かに聞こえる

やはり読書っていいなと数分前まで思っていた


しかし


「おい、そこどけ」

初めはあーうるさいなーなんて思っていた

「おい!!」

次に声が聞こえた時も、早くどいてやれよなんて思っていた

「おい、お前だよ」

「え?」

胸ぐら掴まれてようやく理解した僕に言ってるのだと


え?なんで?なんかした?

「あの、なにかしました?」

「どけよ、、」

「えッ?」

「え?じゃねぇよ席を交換しろ」

「えッ?え?」

(コミ症がやばいこっちは人見知りなんだよ)

「俺は、ここに座りたいんだ」

「な、何故?」

「いいからどけ」

ドン

殴られた


理不尽すぎだろ


周りの生徒もなんとも言えないが、関わっちゃいけない目で見ている


仕方なく別の席に座る(廊下側)

後ろなのでまだいい方だ

しかし、隣に人がいるためしっかりと気を配らないと!

カバンだけ置いてあるけど誰のかはわからない。

多分女子のだが


キーンコーンカーンコーン

チャイムと同時に女の子が帰ってくる

見てみるとめっちゃ可愛いし、大人っぽい美しさも兼ね備えている

アニメに出てきてもいいぐらいの白い髪の人だった

まぁ、僕には高嶺の花だけどね。


さっき殴ってきた男は「チッ。失敗かよ」

と言っていた

クラスの人たちもその可愛さに

ある人は椅子から落ち

ある人は目玉が飛び出ていた


先生の話なんてどうでもいいかのように彼女を見ていた

(先生可哀想(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`))

キーンコーンカーンコーン

ホームルームが終わり

みんな帰る支度をする前に新入生会ではよく言う行事「LINE交換」と言う行事が開催された。

      「LINE交換」

この行事はこれからの自分に対する好感度が変わっていくので参加したほうがいい。

たくさんの人とLINEを交換し親密度を上げるのがいいと思う

特にこれからクラスの中で有名になる人頭が良い人と交換していくのがいいと思う。

まぁ、ルールはこんな感じだ。


僕はやらないからね(笑)


。・°°・(>_<)・°°・。


(やらないんじゃないんです、僕がコミ症すぎるのと誰も僕に近づかないからです)


僕の隣の友達の人もLINEは交換しないらしい。

多分男子はもちろん女子でも恐れ多いんだろう

そんな中こちらにくる人がいたあいつだ

殴ったやつだ

「おい女、連絡先交換しようぜ」

「…」

「おい、テメェ調子乗るんじゃねぇぞ」

「…」

「もう、我慢ならねぇ」

拳がその女の子に向かって向かっていく。


しかしその拳はその女の子には当たらない


理由は簡単だ、僕があたりに行ったからだ。

本当にすんでの所で顔を出して殴られた。


「あ?」

男は怒っている

しかし僕は勝手に手が動いていた


ドカン


殴っていたのだ

教室は騒然となった。

「あのなぁ、誰であろうと人を痛めつけるのはいけないんだよ。ましてや女の子に殴るなんてありえないだろ。せっかく可愛い顔なんだぞ。」

言い終わった後先生が走って来た

「おい、大丈夫か?こいつだな?」

「はい。」

「生徒指導まで来い」

男は連れて行かれた

「あ、あの、、…ありがとう。」

「あぁ、うんいいよ」

「あの、え?」

「りょよよぉぉおおおおおおおお!!!」

走ってくる人影が見えたのだ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る