〜雑魚ぺディア〜10話までの人々と地域〜

・草映太(くさ はえた)

17歳、高校二年生。

現実世界では、学力平均以下。運動もできない。

これといった特技・趣味もなし。幼馴染四人の高スペック具合に劣等感を感じている。

ステータスオール“ 1 ”

スキルは、外部からの能力変化を受けつけない。

職業が雑魚という意味不明な職業。

旅の途中で盗賊の写見小手スキルコピーハンド幽霊王ゴーストマスターというSランクアイテム手に入れ、それを駆使してなんとか役に立てるようになる。

身代わり人形を持っていないといつでも死んでしまう可能性がある。

現在、官介とギーセンの聖王騎士団兵舎にいる。




・天草五郎(あまくさ ごろう)

17歳、高校二年生。

小・中学校は生徒会長。

王子様のような爽やかで整った顔に勉学、運動と優秀。いつでも冷静で落ち着きがある映太たちのリーダー的存在。

剣速、剣捌き、足運びがとても速く、流れるようにモンスターを倒す。

アズブルグで聖王騎士団第三軍団最強との呼び声高いダルシードとの決闘に勝利するほどの力を持っている。

スキル不明。職業は勇者。

現在は、巨大亀との戦いで死亡。アズブルグの教会で生き返り、聖王騎士団第三軍の兵舎に滞在中。



・前田 慶三郎(まえだ けいさぶろう)

17歳、高校二年生。

身長180cm。恵まれた体格と類い稀な運動神経で空手など、格闘技が得意。というか球技やスポーツ全般が得意。かと言って勉強ができないわけではなく、そこそこ頭も良い。人柄は優しく明るい。

他の四人の先頭にいつも立ち、引っ張る兄貴肌。

スキルは、バーサク。5秒間ステータスを10倍にし、常人離れした身体能力を手に入れるも10秒後、通常のステータスの30%にまで低下する。

職業は、大剣使い。身の丈ほどの大剣を凄まじい速さで振り、敵を薙ぎ倒す。

 現在は、巨大亀との戦いで死亡。アズブルグの教会で生き返り、聖王騎士団第三軍の兵舎に滞在中。



・黒田官介(くろだ かんすけ)

17歳、高校二年生。

丸い眼鏡をかけている。頭脳明晰でいつも冷静に何事にも対応する。

映太たちの軍師的存在。

勉学だけでなく、弓道もやっており大会でも優秀な成績を収めている。実は、四人の中で一番映太との付き合いは長い。

スキル不明、職業は、弓使い。

特技は、情報収集。

現在、映太とともにギーセンの聖王騎士団の兵舎にて訓練参加中。



・出雲阿子(いずも あこ)

17歳、高校二年生。

映太たちの紅一点。容姿端麗で勉学も運動もできる。快活な女の子で映太の安全を第一にいつも考えている。

現実世界では、ファンクラブができるほどに学校では人気が高い女子。

たまに、天然な部分がある。

スキルは、魔法。職業は、魔法使い。

 現在は、巨大亀との戦いで死亡。アズブルグの教会で生き返り、聖王騎士団第三軍の兵舎に滞在中。



・グスタフ・バルバロッサ

50歳。聖王騎士団第三軍軍団長。

とても厳格であり、常に険しい表情をした鬼軍団長。他の軍団からも恐れられているとの事。

鼻下に立派な髭を蓄えている。勇者に対し嫌悪感を抱いているが、隊長としての初陣で勇者が裏切り、自分の隊が壊滅、戦争自体も敗退した。その要因である勇者に対して憎しみに近い感情を持っている。



・ダルシード・スペルタス

聖王騎士団第三軍副団長。第三軍最強との呼び声も。190cm以上ある身長に慶三郎より一回り太い体格をした大男。

五郎とアズブルグの中央広場にて決闘し、敗北。

それから五郎に対しては、戦友のような感情を抱いている。アズブルグへ戻って来ていた五郎たちを第三軍兵舎へ泊めた。


・メンフィス・ユーフラテス

27歳。聖王騎士団第四軍ギーセン担当部隊隊長。

南部の出身で、とても明るく、いつも大声でハキハキ喋る。金髪の肩まで伸びる髪に褐色の肌。聖王国の三大名家の一つ『ユーフラテス家』の六男。元々は、第二軍の所属であったが、同族経営の第二軍団に嫌気が差し、ハトホルを連れて北部担当の第四軍団に移籍した。

現在、宿場町「ギーセン」周辺を担当する中隊の隊長を務めている。

剣の腕や戦闘技能、指揮官としては、とても優秀らしく本来であれば、もっと上の役職であるが、自分家を敵に回した事で現在の役職に回された。



・ハトホル・ユーフラテス

17歳。聖王騎士団第四軍ギーセン担当副隊長。

メンフィスと同じく、ユーフラテス家の出身で、叔父のメンフィスに付いて第四軍へと移籍した。

父は、ユーフラテスの四男でメンフィスの兄。

魔法と剣が使え、カイセルが慶三郎と同格と言うほどの剣の腕前。明るく、無邪気な性格で隊員からも慕われておる。


—————国や街


この世界の大陸は、長方形の大きな大陸の四方を大海が囲んでいる。

東側に聖王国。西側に魔王国。両国の領土が大陸の90%以上を占める。

大陸の北側には、山脈が連なっている。

聖王国の北部には、4つの小国があり『北部諸国連合』の通称で聖王国との友好を結んでいる。


・聖王国

聖王国は、聖王騎士団という軍隊を持ち、総勢50万もの兵士が在籍する。

聖王騎士団は、第一軍から第四軍まで大まかに四軍編成である。

東部は、第四軍が。北部は第三軍。南部が第二軍。

そして、魔王国との戦線が80%を占める西部を第一軍が管轄している。

首都は、北部にある「リンベル」。聖王騎士団本部は、西部にある「ファランクファルト」。


・魔王国


魔族が統治しており、元々は、大陸西側に存在する小国であった。

徐々に領土を広げるように各地に侵攻を開始した。

30年前、当時の聖王国と魔王国の最前線でもあるグランデン地方での戦争で、聖王国側にいた“織田川オダガワという勇者たちの離反により、大勝利を収める。のちに”グランデンの大虐殺“と言われる大戦で戦線に穴を開けた魔王軍は、そこから聖王国への進軍を加熱させ、現在の大陸の二分の一を支配するまでの大国になった。


———映太は机に座り、ペンをぎこちなく動かす。頭の中で思い出すように。































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