奴隷からの下克上 ~固有スキル:コピペでザマァする!~
うちのワ
第一部 逃亡
第1話 プロローグ
剣や魔法が存在する世界。
魔力と呼ばれる力があり魔物と呼ばれる凶悪な生物が森や山、空や川や海に生息している世界。
この世界に住む人達にはレベルと言うものがあり、魔物と戦う術として
また、スキルには
偏にスキルと言っても多種多様だ。
剣術、槍術、弓術に棒術などの武術系や、火、風、土、水、雷、氷、光、闇などの魔法系など。その他で言えば、鍛冶や錬金、調薬に付与。商才や農才、料理などだ。
そんなスキルを覚える為には次の方法がある。
・スキル持ちに師事し習う
・独学で覚える
・ダンジョンと言う場所の宝箱から低確率で手に入るスキルの書を使用する
・10歳で授かるスキル
以上の四通りだ。
特に魔法だが、10歳でスキルが授からなかったから魔法が使えない。と言う訳では無く、魔力と言う力が誰にでもある為、本来は誰でも魔法は使う事が出来る。
ただ、魔法を使う為には根本的なスキルと使用する為の
それには相応の時間が掛かるし、お金も掛かる。そもそも魔法が使える人物がそんなに簡単に師事させてはくれないだろう。王侯貴族ならばコネを使い、高いお金を支払えば受けてくれるのだろうが、平民にそんな高額なお金がある訳が無いのだから論外だろう。
一応、学園と言う名の学び舎があり様々な事を学ぶ事は出来るが、学費が掛かる為余程の金持ちかスポンサーが付かない限り平民には入学すら出来ない。
では『独学で覚えればいんじゃない?』と思うだろうが、魔物が跳梁跋扈しているこの世界においてスキルを覚える為だけにそんな悠長な事をしていると、即座に命を落とすだろう。
無論、訓練で覚える事も可能ではあるし、先には触れなかったが身体強化や気配感知、気配遮断など戦闘を経験する事で覚えるスキルも有る。
結局のところ、コツコツと時間を掛け努力を重ねて覚えるしかないのだ。
では『スキルの書はどうなのか?』と言うと、値段が高く直ぐに手に入る様な物ではない。ダンジョンで手に入れようにも、低確率な上にそこまで辿り着く事が出来るのは相当な腕前の人だろう。
以上の事から、スキルを得るには並大抵ではない努力が必要だし、お金やコネが必要となるのだ。
とはいえ、剣術や槍術を授かれば冒険者として身を起てる事も出来るし、上手く行けば騎士にだってなれるかもしれない。魔法のスキルがあれば貴族お抱えの魔法使いとして召し抱えられるかもしれない。鍛冶や錬金、商才なども自立するには役立つだろう。
逆に農才なんぞ貰った日には一生農民確定で、子供的にあまり嬉しくはないのかもしれない。
そう考えると、10歳になった時に授かるスキルがどれだけ有用な物かが窺い知れる。
そんな訳で、毎年10歳になった子供は教会にある『鑑定の水晶』と呼ばれる道具で自分のスキルを確認して貰うのだ。
大きな街であればそれで良いが、では近隣の村は?と言うと、毎年秋の収穫が終わり徴税官が村にやって来る際に近隣の街の神父が来て調べてくれる。
ただ、全ての人が有用なスキルを授かるとは限らないが。
話しが長くなったが、この物語はアトラと呼ばれる大陸にある国々の一つ。オラリオン王国の国境に程近い村より始まる。
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・補足
ステータス表記
名前 :固有名
年齢 :固有年齢
レベル:経験値が100%になるとレベルが上がる
経験値:行動を起こすごとに経験が貯まる。
体力 :0になると死亡する。持続力でもある。
魔力 :0になると昏睡する。魔法を使用する際に必要。
筋力 :攻撃力や荷重に影響する。
精神力:集中力や精神魔法などに影響する。
瞬発力:回避などに影響する。
スキル:
スキルにはレベルがあり、レベルは熟練度(若しくは品質)となる。
スキルには
ちなみに鍛冶や錬金に技は無い。
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