第50話 道

 一歩一歩踏みしめた先に道はあるのだろうか


 高村光太郎はいった。


 僕の前に道はない僕のあとに道はできる


 心配はいらないだろうか


 どんなに迷っても、どんなに負けそうで泣いて転げても、やはり、そこには足掻いた先の道がある。


 精一杯に前に進もうともがくとき、そこに道はできるのだ。


 僕は常に先端にたっている。

 ただただ進もう。紅の道。


 真っ赤な血潮に   

 真っ赤な勇気を抱いて、


 さあ進もう、燃えたぎる道を。

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