第49話 仲間
あの日
時間が僕には止まったまま。
夏の芝生の匂い
体育館の静寂
冷たい空気が張り詰めた全校集会
笑いあった仲間とクラス
癖のある教師
優しい先生たち
君が書いたノートに雪の日
燦々と降り続く雪を見てあなたを
思い、未来を夢想した日々よ
あれから長い長い時がたち、
記憶の奥底に思い出がしまわれても
僕はまた記憶の収納金庫に決して忘れない暗証番号を打ち込んで
またあの日に戻るのだ。
いつか見た夢想が、今は現実に見える。
夢の先に行こう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます