チート

 ハンデだ、俺はここから一歩も動かない。


 はい、今回は『チート』について取り扱います。


 まず、チートの定義をはっきりさせましょう。チートとは、


①ずるいこと、いかさまをすること、特にコンピューターゲームにおいて改造を施し、自らが有利になるように働きかけること

②①に転じて、ずるいと思うような強さを誇る者、またはその強さそのもののこと


 だそうです。ググりました。


 つまり、本来は悪いことなのです。サッカーでキーパー以外が手を使っちゃいけないし、バスケでドリブルしないでボールを持ったまま走り続けるのもいけないのです。それが許されるのが『チート』なのです。

 なのにライトノベルではタイトルから堂々と『チート』という単語を使います。主人公だからって何をしても許されるわけではないし、むしろその世界のルールの模範者でなきゃいけないはずです。


 一方で②の意味の『チートじみた強さを持つ主人公』というのもいますが、大抵は前回言及したように貰い物のお手軽な力だったりして、やはり悪いこととまでは言いませんがずるいことです。


 総じて主人公の悪人化が進んでいる傾向にあります。ライトノベルの主人公の未来はどっちだ。


 ということで次回『ハーレム』でお会いしましょう。

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