3点リーダーを多用する……

 やれやれ……またか……。


 はい……今回は『三点リーダー』について取り扱います。えっ……なんか陰気臭いって……気のせいですよ。


 私は……これには2つの理由があると見ました。


①沈黙を楽に表現できる。

②無口、堅物、陰気キャラを楽に表現できる。


 2つ共……端的に言えば作者の都合ですね。


 沈黙というのは本来地の文で表現しなければならないのですが……ライトノベルにおいては『……』で終わりです。


例)

「じゃあコイバナでも始めようか、誰か話題ある人~」

「……」

「……」

「……」

「デスヨネー」


 みたいな感じです。


 無口、堅物、陰気キャラも本来は地の文などで差別化しなければなりませんが……とりあえず台詞に『……』を入れておけばそれっぽい雰囲気がつきます。


例)

「じゃあコイバナでも始めようか、誰か話題ある人~」

「……ない」

「そんなもの……俺には縁がない」

「どうせ俺には彼女なんてできないさ……」

「デスヨネー」


 みたいな感じです。上から無口、堅物、陰気の順に並べましたがわかったでしょうか? なんかこれだけだと違いが曖昧ですね。やはり地の文は偉大です。


 ということで次回『物語開始時点で既に主人公のことを好きなヒロインがいる』でお会いしましょう。

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