ドリームワールド

バナナキング

第1話 始まり

  私は、20才独身。高校で一度も彼女を作れなかっず、それから女性との付き合いが一切無い悲しい男だ。


 今は、私が目指していた大手銀行の会社に入れたつい先日までは、先日入社後すぐに移動になって地方の銀行に飛ばされた。皮肉なもんだ。


そして今日もいつもの様にデスクの上で顧客リストの作成をしていた。


「みんな! お疲れ様今日飲みに行かない?」


課長だ、また仕事終わりの飲み会の誘いである。私は、よく誘われるが断っている。


「あっ、」


課長がこちらに気がついて近づいて来る。


「なぁ、佐藤くん! 今日どうだね、一杯やらないかい?」


「いや、課長今日は残りの仕事がまだ…」


「そんなの明日に回せばいいだろう? ならこれでフリーだな! よし行こう!」


 課長は、嬉しそうだが私はガッカリだった。


 その後、課長と数人の仕事仲間と居酒屋に入った。課長が乾杯の合図を言った後みんなワチャワチャ話しをし、盛り上がる。


 私も飲んだが、生憎私は今日が初めてのお酒だった。その為すぐに酔ってしまった。


「おい! 佐藤大丈夫か? おーい!」


 課長が必死に起こしてくれているのだろうが、声が微かに聞こえてくる…


私の視界は、暗くなった。


「ねぇ、起きて。起きて」


優しい声がする。そして、段々と視界が明るくなっていく。


 私は目を覚ましたすると目の前には、ブロンズヘア女性が居た。


「ここは?」


「ここは夢の世界よ。そしてあなたが望む全てが手に入るわ」


「夢…なのか、」


「そうよ、こっちに来て」


そう言って女性は、目の前のノブ式茶色いのドアに入って行く。


「待ってくれ! 君の名前は?」


 私も女性を追ってドアを開け入った。中に入ると、そこは放課後の教室だった。何が起きているのか分からなかったが、そこには高校生姿の私と私が好きだった女子が居た。


そうだった、確か高校三年生の卒業前に二年間好きだった女子に告白した事があった。そしてこの時が告白しようと放課後呼び出したなぁ。


「○✕□さん! 二年前からずっと好きでした。 出来るなら僕と付きあっ」


「ごめん、無理です。今は付き合えないの。だからごめん!」


そう言って、女子は走って教室を出ていった。その際、私と当たったが、貫通して何事もなかった様に外に出ていった。


 その後、私は放心状態でしばらく固まっていなぁ、それから私は女性不信に陥ってた。


しかし、この光景には何かがおかしい。何故だか告白した相手の名前がよく聞き取れなかった。と言うよりも


 すると、突然ドアが開いた。私は振り替えると、さっきの女性が半分だけ身体を覗かせて手でこちらを招いく。そして、女性は、教室扉から外に出て行った。


「待ってよ! おい!」


 私は教室扉を出て外に出たと思ったが、今度は奇妙な空間部屋のドアから出た。


「なんだここは…」


 360度各々違う大きな写真が貼ってある白い空間だった。その写真をよく見ると、これら全て私が笑顔の瞬間が撮ってある。

よく考えれば、それは全てが私が過去にやった楽しかった場面と気がついた。


 考えていると、部屋の奥に茶色いのドアが出現した。


「いつの間に、」


私は、辺りを見渡しながらドアに向かうが、よく見てもとても不気味な光景である。


  私は奥の部屋に着くとドアを開け入る。すると、白い空間に出た。

その部屋の中央にはベットが置いてあった。


 先ほどの女性がベットのに座って私を眺めている。

私は、女性の元に行く。女性は、私を手を取りベットに引っ張ってくる。


「君は一体誰なんだ!?」


女性は微笑んで


「私は、エレナよ。 あなたが作った女よ」


カレンと言う女性は私の空想が作り出したと理解出来た。しかしこのエレナと言う女性、どこか雰囲気が誰かに似ている。


 そのカレンと私はベットの上で熱くて激しい時間を過ごした。それは長いようで短い時間だった。


 しばらくすると、突然エレナが言った。


「お別れの時間が来たみたい」


「えっ?」


「またどこかで会いましょう」


 私はベットの上で段々意識がかすれていく…


 暗闇に一本の光が差し込む私は重たい目蓋を開けた。

私が目覚めるとそこは私の家だった。


私がベットから起き上がるとすごく気持ちが悪い、だがなんだか頭の一部ではスッキリしていおり変な感覚であった。


 私は会社に行きいつも通り平凡な生活に戻る。


 私は思った。もし願いが叶うならばもう一度エレナに会いたい‥‥


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