海鼠さてらいと。


口から漏れる安堵の声


白黒の攻防戦


狂信的な言葉達の賛歌歌は


理を識る事も出来ず。


斃されたこの世を偲ぶように


身を壊すのです。


或る儀式の無意味さも


偶像崇拝の愚かさも


滑り転がっては朽ちていく


全て私の所為です


あの日燃え尽きた躯と心


忌まわしい神の加護


仏陀は未だ降臨せずに


身を折るのでしょう


信じる力が


衰えて消えてしまいました


全て 此の夜の所為です。

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海鼠さてらいと。 @namako3824

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