魔法使いの生まれ方

バブみ道日丿宮組

お題:絶望的な魔法使い 制限時間:15分

魔法使いの生まれ方

「昔々あるところに絶望と呼ばれる魔法使いがいました。

 ですが、あるときをさかいにその存在は消えました。

 いったいなにがあったかわかりますか?」

「英雄が誕生したからです」

「英雄が誕生しても、生まれたばかりでは役に立ちません」

「でも、英雄が絶望を倒したんですよね?」

「そうですね。結果的にいえば、そういうことになりますか」

「じゃあなにをさかいに消えたんですか?

 英雄が生まれたわけでも倒したわけじゃないんですよね?」

「答えは簡単です。私が生まれたからです」

「先生が生まれた? よく意味がわからないんですが……」

「そんな阿呆をみる表情をしなくてもわかりますよ。絶望は父親になったんです」

「家族愛に目覚めたってことですか?」

「そうなりますね」

「……人間嫌いとされる絶望が子どもを作ったとは思えませんね」

「彼はたいへんな巨乳が好きだったんです。母がそうでした。そして私もそうです」

「確かに先生の胸は世界中探しても見つからないくらいのサイズですが、

 そんなんで魔法使いを倒せるんですか」

「挟まれてみます?」

「えっ? なにをですか?」

「あなたのあれを私の胸の中に入れるっていってるのです」

「えっ、えっ?」

「絶望が陥落した理由がすぐにわかることになりますね。ほら、脱いでください」

「ちょ、ちょっと待って下さい。い、いや……やってくれるのは大変興味があるのですが、この自習室壁が薄いですよ!?」

「私はそんなに声が出る方ではないので、あなたが我慢してくれればいいのです」

「……ゴクリ」

「準備万端ですね。さすが男の子です」

「ほんとうに大きいのですね。それにキレイです」

「そういっていただけると嬉しくなりますね。こうして教え子の初をもらえるとなれば、より一層励みたくなるものです」

「温かい」

「そうです。人の温もりはそういうことなのです。この熱に絶望は落ちました」

「僕にもわかる気がして、あぅ」

「ここがよさそうですね。えぇ、急ぎますよ」

「もっと長くしてたいです」

「これよりも先があるのですから、進みましょう」

「つ、次ぃ!?」

「少年から、青年になるときがやってきたのです」

「でも、そういうのはメイドとやってからって母が」

「絶望の娘にされる方がきっと気持ちいいですよ」

「お、お願いします!」

「お願いされました」

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魔法使いの生まれ方 バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri

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