第8話 崩壊の予兆
そうして、宇宙船内部
宙に浮くサッカーボール、野球ボールの大きさの水の塊
水の塊の中で踊る様に それらを守るように黒いボール達が廻っているが
黒いボール一つの異常が発生していた。
「圧縮しながらも 亜空間で原型をとどめておく 黒いボールの装置ですが
水球を守っている、この3つの黒の球体の一つ、調子はまずいですねえ」
黒いボールはどうにか動いててるものの
時々、動きを止め、震えるように左右に揺れてビイーと小さな奇妙な音をさせて
小さな電気も走っている。
その影響で少しずつ、水球から、水が零れていた
「安定していたはずなのですが・・」科学士官
「移動途中で磁気嵐が発生していた宇宙域を通過しましたから
それに人魚が飛び出す異常も・・」
「万が一ですが 崩壊の可能性 この宇宙船で圧縮効果が途切れて
元の大きさに戻る可能性があります」
科学士官は平静な口調でありのままの事実を告げる。
「なんだと!本当か?」アーチャ船長は驚き、声を上げた。
「はい船長」
宇宙船内部のある処、誰かが その様子を隠しカメラの映像で監視するように
覗き見ていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます