第4話 人魚たち

「なんでも、この人魚達の住む惑星系は、

太陽の超新星化により、消滅したらしいですが」

科学士官が微笑み作業しながらの説明


その人魚達の一部が進化して鱗のある人間の形態に変化

ご存じの通りですから」 

「うむ そうだ」 


「連邦の中心の惑星 水の惑星フォルトーナ 

彼等の先祖の惑星の住人

先祖の人魚達を神か何かのようにとても、大切にしているらしいです」


「まさか、この人魚の移住の為に、まるごと星を圧縮したのか?」 


「いえ、新たに水の惑星を形成する為に 

惑星1個分の水量を作りだす装置でもある


この水の核(コア)で それに相当する水量ですけど。」


「水に慣れさせる為、それに運送の為

人魚達は亜空間に圧縮したらしいですけどね」

「別の惑星系に移住させる為

あと二つ、こちらは他の連邦の者達が運んでるらしいですよ。」


「自分達で、運んで行きたかったらしいですが

内紛が起って、今 大変だとかで・・」


「過激な一部の連中が、人魚を奪いあい、挙げ句にですよ

敵に取られるよりは・・と言って

かなりの数の人魚が殺されてしまったみたいですけど」

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