第2話 圧縮された水の惑星 人魚たちに 小さな金魚鉢?

物語りの始まりは‥


ある異星人から連邦に依頼して、預かったサッカーボール程の物

今は更に小さく圧縮、野球ボールがメインと

廻りに3つ同じもの 水の核


宙に浮く、丸い水の固まり・・3つの水の球体だった

2つは時々、姿が消えて 再び現れる


1つだけが 常時、必ず中心にあった


その水の球 3つの水の塊に取り囲み、守るがごとく

小さな3つの黒光りする卓球サイズのボールのような物が水の球を廻っていた。


中心の水のボールは

時折、もっと大きいサッカーボールの大きさになった


中心のメインの水の塊、ボール

水の中には、極彩色の鱗(ウロコ)を持つ可愛らしい小さな人魚達。


水の中でくるくると踊るように 人魚が楽しそうに踊ってる

「綺麗! 可愛いわ」と木崎マリンカ少尉が、楽し気に声を上げる。


「なんだか、金魚鉢が宙に浮いてるみたいだ」見つめるアーチャ船長


手を宙に浮く 金魚鉢ではない・・水の球に近づく

「いけません!船長!」と科学士官マテイラ・ホンセル


黒いボールが、近づいた手に触れ、弱い電流を流す!


「うわ!」驚いて黒いボールの一つを手で、弾いてしまう!

黒いボールは、すぐ水球のそばに戻り、何ごともなかったように廻っている。

「大丈夫ですか?」「ああ、驚いた」 


「触らないでくださいよ! 

この黒いボールが空間を歪めて、惑星一つ分の水を圧縮してるんですから」 

二人の士官が慌てて叫んだ


「磁気装置、それに亜空間に影響して、元の大きなの何千分かの一の大きさに

水を圧縮、別の亜空間に閉じ込めたような状態とも言えます」


「水を圧縮?」 


「すごい量ですよ♪ 一つの惑星一個分に相当する程の水量ですからね」

もう一人のとても明るいトパン科学士官が笑いながら説明をしてくる。


「この装置を発明した男は

古代地球に大変な興味を持ち、発見された 古代文明のアニメにゲームが好きで

『ドラえもん』というアニメなどを参考に 『ドラえもんのポケット』を再現しようとして作ったそうです」


「何でも『ドラえもん』というキャラクターにポケットがあって

車のような大きな物でも 膨大な数の品物を入れる事が出来るのです」


「どうにか再現された 同じく古代のゲームの話にも 

幾つかも 空間に品物をしまえる」


「仕組みとしてポケットは亜空間なのでしょう、それに品物を圧縮

それらの仕組みを参考に作った一つ」


「まだ、研究中で 全部は亜空間には閉じ込められない」


「惑星分の水は3つに分割して、水の惑星の人魚たちはメインの中心に

同じく圧縮して 入れております」








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