33代 林銑十郎
名前 林銑十郎 はやし せんじゅうろう
生没年 1876~1943
出身 石川
在職 1937.2~.6
・陸軍大将。陸軍から政友会に入って首相となった田中義一を除けば、陸軍の人間が総理大臣となるのは、寺内正毅以来20年ぶり。
・風貌はいかにも陸軍軍人っぽい。
・満州事変発生時(1931)に朝鮮軍司令官だったが、事変が発生した時に独断で朝鮮から軍を派遣したので「越境将軍」などと呼ばれた。ちなみに、重大な軍紀違反でもある。
・内閣としての事績は皆無に等しいといっても過言ではなさそう。というのも首相だったのは、123日間と短かったため(これ以前の内閣では、第三次桂内閣に次いで短い。ただし、桂は第一次、第二次を合わせた総在職日数はとても長いため、林は事実上最短記録)。
・そもそも発足当時から評判が悪く、いざ組閣してみたら、政友会や民政党といった主要政党から閣僚を取らず、大臣の兼任も多い少人数内閣となるなど、やはり評判はよくなかった。衆議院を解散して挽回しようとしたが、逆に自派の議席を減らしてしまい、何をやってもうまくいかなかった。「何もせんじゅうろう内閣」と揶揄されたらしいけれど、これについては怒っていいと思う。
・首相としての事績は乏しいが、ここで首相になったことによって重臣(後継首相を決定する会議の出席者。元首相からなる)となり、近衛内閣や東條内閣の成立にも関与することとなる。陸軍としては重臣会議に軍人を入れることができてよかったのかもしれない。
在職中の出来事
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