27代 浜口雄幸

名前 浜(濱)口雄幸 はまぐち おさち

生没年 1870~1931

出身 高知

在職 1929.7~31.4

与党 立憲民政党


・ライオン宰相と呼ばれた。確かにライオンっぽい。怖そう。

・外務大臣に幣原喜重郎しではらきじゅうろうを登用して、協調外交を展開した。

・金解禁を実施。簡単に言うと、世界的に経済の窓を開く政策だったが、折しも世界恐慌が起こり、逆効果に。

・協調外交に伴い、ロンドン海軍軍縮条約にも調印した。しかし、天皇の統帥とうすい権を干犯かんぱんしている、と軍隊や野党政友会に批判された。

・1930年11月に、東京駅で狙撃された。9年前に原敬が襲われたのも東京駅。現在もその場所にはマークが残っている。浜口は幸い一命をとりとめたが、治療を行うために、外務大臣の幣原を臨時首相とした。

・しかし、なんと野党の鳩山一郎らがしつこく登壇を要求、実直な浜口は3月に衆議院に登壇し、一月後には貴族院にも立った。その後も政友会は登壇を要求したが、容体は悪化、首相を辞任した。この後手術は行われたが、8月に亡くなった。野党に殺されたような印象を受けてしまう……。



在職中の出来事

1929.10 世界恐慌が発生

1930.1 金解禁実施 一見、世界恐慌が起こっているのに解禁したのは疑問に思える。けれど、経済不況の波がまだ日本に達していなかったと考えれば仕方ないことかも。

  .4 ロンドン海軍軍縮条約調印 統帥権干犯問題に発展

  .11 浜口首相遭難 一命をとりとめる。


1931.3 三月事件(陸軍の軍人内閣結成の陰謀)発生 失敗

  .4 浜口内閣総辞職

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