昭和時代編(戦前)

26代 田中義一

名前 田中義一 たなか ぎいち

生没年 1864~1929

出身 山口

在職 1927.4~29.7

与党 立憲政友会


・後に総理大臣になる田中角栄が、たまに田中(角)内閣と表示されるのはこの人が理由。

・陸軍から立憲政友会に入った人物。元々は山県の影響下にあった。

・若槻内閣が残した金融恐慌に対し、高橋是清を大蔵大臣に起用することで収拾することに成功した。


・ただ、もともと軍人ということもあって、与党政友会をまとめるのには苦労した。

・大陸にいた日本の軍(関東軍)が、電車で移動中だった中国の軍閥のトップ張作霖を爆殺した事件について、田中は天皇に対しきちんと真相を究明するとしながら、実行犯は軽い罪で終わるなど、不徹底に終わった。これに昭和天皇が激怒、田中は恐懼きょうくし総辞職、直後に死去した。天皇=神の時代にあって、心を病んだのだろうか。ちなみにこの事件、経緯を詳しく見て見ると、必ずしも田中だけの責任とは言い切れないところがある……。のちに昭和天皇自身もこの時のことを後悔したとかしなかったとか。


・「おらが」「おらが」というのが癖で、陸軍時代は「おらが大将」、総理大臣時代には「おらが首相」と呼ばれた。


在職中の出来事

1927.4 金融恐慌に対し、モラトリアム(支払い猶予)を実施して収拾

  .5 第一次山東出兵

  .6 立憲民政党結成 立憲政友会と対峙する政党に

    東方会議

  .12 日本初の地下鉄開通(上野ー浅草) 銀座線のもと?

1928.2 普通選挙法の下、初の総選挙。与党政友会は民政党に僅差で敗北。

  .4 第二次山東出兵

  .6 張作霖爆殺事件(満州某重大事件)

    治安維持法改正 最高刑を死刑に  ちゃっかり大きい改正したな

  .8 パリ不戦条約調印

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