第5話 嫌な問題点

「大会に出場するためには最低でも5人以上のメンバーが必要なんですか

!?」


「はい、その通りです。応募用紙にも書いてあったはずですが、現在メンバー表に3人しか書かれれていなかったので連絡をさせていただきました。4日後までに5人以上のメンバーがそろったものを提出していただかないと申し訳ないのですが失格という事になります。」


 突然、大会の運営から電話があったと思ったら、急にそんなことを言われた。なんで僕に連絡がきたんだろう…。あ、なるほど!大会のメンバー登録をするときに1応この中では1番真面目に取り組むであろう僕をリーダーか、主将かなんかにされてたんだろうな。そうでもないと連絡来ないだろうし。


 でも、まいったな。現状、出場ができそうなメンバーは僕、恭介、隆の3人だし…。出場できないと部活の実績にもならないだろうからな…。


 とりあえず令に入ってもらうとしても、あと1人足りないしどうしよう。まあ、取り合えず恭介たちとも相談しないと決められないだろうし、明日決めるしかないか。


 ところで、別にこの大会に出る必要ってあったんだろうか。こんなこと言ったら元も子もないけど別に他の大会で楽そうなものがあるんならそっちの方が良かったんだけどな…。

 

 そう思いながら、僕はこの日の宿題を始めることにした。

 

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る